いつも隣にITのお仕事 https://tonari-it.com IT活用で「働く」の価値を上げる! Sat, 29 Nov 2025 02:44:05 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.8.5 https://tonari-it.com/wp-content/uploads/favicon-100x100.jpg いつも隣にITのお仕事 https://tonari-it.com 32 32 『好き』が最強のスキル。小3息子が大人を率いた『ロブロ部』イベント初開催レポート https://tonari-it.com/roblox-event-learning-kids-adults/ Sun, 26 Oct 2025 21:45:00 +0000 https://tonari-it.com/?p=45317 『好き』が最強のスキル。小3息子が大人を率いた『ロブロ部』イベント初開催レポート

みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。

僕の小学3年生の息子が大人のITコミュニティ「ノンプロ研」に入ってみたシリーズ、その続編になります。

自ら立ち上げたRobloxの活動をする『ロブロ部』なんですけれども、それを立ち上げて初のイベントを開催しましたので、その様子をお送りしたいと思います。

大人と子供の立場がすっかり逆転する、ちょっと面白い学びの場が出来上がりましたので、その様子をぜひ読んでいただければと思います。

ということで、今回は「『好き』が最強のスキル。小3息子が大人を率いた『ロブロ部』イベント初開催レポート」です。

では、行ってみましょう!

これまでのおさらい:小3、ノンプロ研に入る

2_導入_ロブロ部立ち上げ

まず最初に、これまでの経緯を簡単におさらいしておきたいと思います。

僕の小3の息子が、この最近、ノンプロ研のイベントにたまたま何度か参加したんですね。大人の中に混じって参加しても大丈夫そうでしたし、何より本人が楽しそうだったんです。

それであれば教育にもすごく良さそうということで、「ノンプロ研に試しに入れてしまえ!」ということで、今お試しで入会しているというところなんですね。

そしたらですね、まずはノンプロ研のチュートリアル、Slackに入ったりとか、自己紹介をしたりとか、そういったものはもう難なくこなしちゃいまして。メンバーの皆さんにも温かく迎え入れていただきまして、本人も満足そうでした。

さらに、本人は今ゲーム「Roblox」にとても夢中ですので、それをみんなとやりたいということで、『ロブロ部』という部活動を立ち上げてしまったんですね。

Roblox、読者のあなたはご存知でしょうか。今ね、アルファ世代に大人気のゲームプラットフォームなんです。

息子の「部長」としての日々

3_部長動く_イベント開催宣言

そのRobloxをみんなでやる『ロブロ部』を立ち上げた息子なんですけれども、その後ですね、毎日ロブロ部のSlackチャンネルのメンバーが増えてないかなってチェックしたりとか、もしくは「ロブロ部作ったよ」っていう他のチャンネルでの宣伝投稿に、スタンプとか反応がないかなってチェックしたりとか、結構いじらしい感じでしたね。

「これ、何か投稿しないと何も始まらないよ」っていうふうに伝えていたところ、あるとき何の断りもなく、こんな投稿をしたんです。

25日土曜日、2時から4時までやりたいと思います。やる人は手を挙げてください✋️

いや、マジかと思いましたね。これは親としては付き合わねばならぬと思いまして、たまたま時間も空いてましたので予定をブロックしました。

他のメンバーの皆さんが参加してくれるのか、ドキドキしながら待っていたんですね。

そしたら、ありがたいことにノンプロ研ラジオの『ぷらっとふらっとノンプロ旅』でおなじみのwatakkieさんが手を挙げてくださったんです。

これでいよいよイベントが本格的に決定ということになりました。

イベント準備と「13歳の壁」

4_準備_13歳の壁

まず、準備をしなくてはいけないなと思ったんですね。

というのも、Robloxというゲームは、そのプラットフォームの中にいろんなたくさんの種類のゲームがあるんです。そのゲームをオンラインでつながっているフレンドと一緒にプレイができるという、そういった仕組みになっています。

一緒にプレイするので、相談したりとか情報共有するために、できれば声でやり取りをする必要があります。

そもそもRobloxにはボイスチャット機能があるんですけれども、これは13歳以上でないと使えないので、Robloxとは別に、声でやり取りができるコミュニケーション手段を用意する必要がありました。

最初はDiscordにしようと思っていたんですけれども、息子のアカウント登録をやってみようということで進めていたんですが、なんと、実はDiscordも13歳以上じゃないと使えないということに気づきまして、あえなく断念をしました。

そもそもZoomという手段もあったんですけれども、ゲームをやりながらだと思うとちょっと重いのかな、というイメージがあったので避けていたんです。けれども、今回はZoomでやろうということで、Zoomのお部屋を作って、それでやることにしました。

いざ開催!選んだゲームは「99日」

5_ゲーム開始_99日

それでwatakkieさんにもZoomのURLを共有しつつ、いざ当日集まりました。

それぞれ自己紹介とチェックインをして、あとはRoblox内でフレンド申請をして一緒にプレイできるようにして、いよいよ始めようということでゲームスタートです。

Robloxの中でどのゲームをやろうかという話なんですけれども、息子と相談して、通称『99日』(99 Nights In The Forest)これをやろうということになりました。

これは何かというと、5人までのフレンドのチームで協力して、99日間森の中で生き残るというのが目的のゲームなんですね。

99日間、のんびり森の中で暮らせばいいじゃんと思うかもしれませんが、実はそうはいかないんです。

何日か経つと「略奪者」と呼ばれる人たちが、僕らの拠点となるエリアを攻めてくるんですね。

結構こいつらが強くて、きちんと準備をしないと攻撃されてあっという間にやられてしまうので、彼らが来るまでにいろいろ準備をしなければいけない。それをみんなと協力してやっていくというゲームなんです。

大苦戦!Robloxの洗礼

6_大苦戦_Robloxの洗礼

息子は何回もやっていて慣れているので、一人でジャンジャン森の中で冒険して、あちこち行って何かやっています。

一方、僕とwatakkieさんは最初はわけがわからないわけですね。

ひとまず息子からの情報によると、「斧で木を切り、焚き火に薪をくべる」。

それから「その辺にいるウサギを倒して肉をゲットできますので、それをまた焚き火で焼く」。これは食料になるわけですね。

そんな風に過ごしていたんですけれども、何日か後に例の略奪者がやってきまして、襲撃されるわけです。

……あえなくやられて二人は死亡と。

こんな感じで、我々大人はRobloxの、というか『99日』の洗礼を浴びたわけですね。いやぁ、むずいですね。

攻略の鍵は「宝箱」

7_攻略法_宝箱

よくよく息子(先輩)と話をすると、「宝箱をゲットするのが大事」というのがわかります。

宝箱は、実は一人が取ったら終わりではなくて、全員がそれぞれ宝箱を開けることができて、いいアイテムをゲットできるんですね。

槍とか銃とか強力な武器、それから鎧とか便利なアイテム、あとダイヤとか。そういったものをゲットできるので、それぞれ宝箱をゲットするのがマストということがわかりました。

こうして宝箱を開けて良いアイテムがゲットできると嬉しいですよね。ちょっと強くなったりします。

ただ、僕らはやっぱりまだRobloxは下手くそなんで、すぐに狼とか略奪者に立ち向かうとやられちゃうわけですね。

なにせ画面が3Dでぐるぐる回りますし、なかなかこちらの攻撃も当たらないんです。一方で向こうは攻撃力がなんだかんだ高いですし、しかも正確に追いかけてきますので、基本、我々大人は逃げ回るという戦略をとっておりました。

そんな感じでなんとか99日中の20日ぐらいですかね、生き残ったかなという感じです。

終えてみると、クエストボーナスをいくつかくらいまして、ダイヤをまたもらえたんですね。

このダイヤを使って「クラス」というものをゲットするんですけれども、これで少し能力が上がったりとか、最初からあるアイテムを持っていたりとかできますので、次回のプレイが少し有利になるんです。

なるほど、これで何度もチャレンジしたくなるのか、というふうに思いました。

まとめ:『好き』が最強のスキル

9_学び_子供が大人を率いる (1)

そんな感じでイベントの方はあっという間に終わったわけなんですが、息子は「楽しかった!」って大満足ですよね。

大人たちは大変だったんですけれども、このRoblox『99日』の戦略をしっかり叩き込むことと、あとは操作に慣れることが大事だなと。

そして、息子の方ですよね。

まずはRobloxの「先輩」として、いかに「後輩」(つまり大人たち)をサポートしながら育てていくかという、そういった学びを得られますよね。

あとは『ロブロ部』の「部長」として、このイベントを開催したりとか運営していくということ。次回はちょっと一方的に日程を決めるんじゃなくて、みんなの都合がいい日程を調整できるように、調整さんとかを使ってもらいたいなと思っています。

このように、息子が「好きなこと」で大人たちを引っ張っていく、そんな場ができました。

これは結構、息子にとっても、そして関わる我々大人にとっても、かなり面白い学びを得られるんじゃないかなと思ってまして、ワクワクしてますね。

また何か進捗、気づきなどありましたらお伝えできればと思いますので、楽しみにお待ちください。

以上、「『好き』が最強のスキル。小3息子が大人を率いた『ロブロ部』イベント初開催レポート」についてお伝えしました。

引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!

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週刊Work&Techニュース 2024/10/24版: 高市首相、労働規制緩和検討求める/退職代行「モームリ」に家宅捜索ほか https://tonari-it.com/weekly-work-and-tech-news-2025-10-24/ Thu, 23 Oct 2025 21:45:00 +0000 https://tonari-it.com/?p=45309 週刊Work&Techニュース 2024/10/24版: 高市首相、労働規制緩和検討求める/退職代行「モームリ」に家宅捜索ほか

みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。

「週刊Work&Techニュース」 2025/10/24版をお送りします!

今週のワークとテックの主なニュースをざっとチェックし時流をつかんでいただくことができますよ。

では、行ってみましょう!

国会審議中の法案をわかりやすく解説する「みらい議会」、チームみらいが公開

みらい議会

政党「チームみらい」は、国会で審議中の法案をわかりやすく解説する新しいプラットフォーム「みらい議会」を公開しました。

このサービスは、法案の内容や審議の進捗、賛否の意見、社会への影響などを一覧で確認できる仕組みです。AI技術を使って専門用語を平易な言葉に翻訳し、「やさしく」と「詳しく」の2つのモードで表示できます。

加えて、AIと対話しながら質問できる機能や、漢字にルビを付ける機能も備えています。

チームみらいは「政治をもっと見えるものにする」ことを目指しており、今後は市民が意見を投稿できる機能も追加し、政治参加の場として成長させる方針です。

国会審議中の法案をわかりやすく解説する「みらい議会」、チームみらいが公開
政党のチームみらいは10月16日、国会で審議中の法案をわかりやすく解説するプラットフォーム「みらい議会」のベータ版を公開した。専門用語が多く理解しづらい法案の内容を、AI技術で平易な言葉に翻訳し、市民が政治に参加しやすい環境を整える狙いがあ...

「みらい議会」は、政治を「見える化」して、私たち市民が国会の議論をもっと理解しやすい形でアクセスできるようにするための試みですね。

これ、私も見てみたんですが、ぜひ使ってみてほしいです。すごく分かりやすくなっています。

例えば、「租税特別措置法及び東日本大震災の被災者等に係る国税関係法律の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案」という難しい名前の法案が、「ガソリンの税金を安くするための法律案」といった具合に紹介されているんです。

審議の状況や要約、議論のポイントなども、とても平易な言葉で読むことができますよ。

これは、チームみらいが参院選で掲げた「100日プラン」の一環だそうです。国政政党になってから100日間で、永田町にエンジニアチームを作ったり、他の党や自治体と連携したり、社会に実装したりという3つの柱で進めている計画が、こうして具体的に形になっているんですね。

政治の動きが分かりやすく、見えやすくなるのは、とても良いことだと思うので、応援したい取り組みです。

AWS大規模障害、ついに解消–2000以上のサービスに影響した理由は?

AWS大規模障害

アマゾンのクラウドサービス「AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)」で10月20日に発生した大規模な障害が、ついに完全復旧しました。

このトラブルでは、「Reddit」や「Roblox」、「Snapchat」など、世界中の主要ウェブサービスを含む2000社以上に影響が及びました。

障害は米国バージニア州北部のデータセンター「US-East-1」で発生し、原因は「DynamoDB」データベースのDNS解決エラーにありました。

復旧作業中には、トラフィック分散を担うロードバランサーにも問題が生じ、対応が難航。アマゾンは約8時間にわたる作業を経て21日朝、日本時間午前7時53分に完全復旧を発表しました。

AWS大規模障害、ついに解消--2000以上のサービスに影響した理由は?
「Reddit」や「Ring」、「Roblox」などのサイトを停止させたアマゾン ウェブ サービス(AWS)の大規模障害は解消されたと、同社が発表した。

AWSの障害は、かなり広い範囲に影響が出ましたね。

この「US-East-1」リージョンというのは、世界中の多くのアプリやウェブサイトが利用する中枢拠点のような場所で、だからこそ、ここでのトラブルが一気に広がってしまう構造になっているようです。

記事にあるサービスのほかにも、ZoomやCanva、Perplexity、Suno、それにSlackなども影響を受けていました。

障害の要因となった「DNS」というのは、サイトの名前をIPアドレスというインターネット上の住所に変換する、「インターネットの電話帳」のような大切な技術なんです。

ですから、ここにわずかでも不具合が起きると、たくさんのサービスが接続できなくなってしまいます。

また、一部のシステムの設計が、この一つのリージョンに頼りきっていたことも、被害が大きくなった理由の一つとされています。

クラウドへの依存がどんどん進んでいる中で、今回の障害は、システムを分散させたり、予備を用意したりする「分散構成」や「冗長化」の大切さを改めて教えてくれたように思います。

Amazonはもちろんですが、それを利用している私たち側のサービス各社も、この学びを今後にどう活かしていくのかが問われますね。

労働規制緩和検討求める 厚労相への指示書で首相

労働規制緩和

高市早苗首相が、上野賢一郎厚生労働相に対し、労働時間の上限規制の緩和を検討するよう指示したことが分かりました。

21日に出された指示書では、「心身の健康維持と従業者の選択を前提にした労働時間規制の緩和の検討」を明記。

兼業や副業の推進、最低賃金の引き上げ加速も盛り込まれています。

現在、時間外労働の上限は原則として月45時間、年360時間までと定められていますが、企業の柔軟な働き方を後押しする狙いがあるとみられます。

一方で、働き方改革の後退を懸念する声も上がっています。

労働規制緩和検討求める 厚労相への指示書で首相 | NEWSjp
高市早苗首相が上野賢一郎厚生労働相への指示書で「労働時間規制の緩和検討」を求めたことが21日、関係者...

これは、2019年に施行された「働き方改革関連法」で導入された、残業時間の上限規制について、見直しを検討するという動きですね。

あの改革によって、従業員の健康を害するような無理な働かせ方は良くない、という社会の雰囲気を作れたのは、一つの成果だったと思うんです。

ただ一方で、今でもそうした風潮を気にせずに、カウントされない残業や無理な長時間労働を強いるような空気が残っている会社も、残念ながら一定数あるように感じます。

ですから、まず気になるのは、今回の緩和検討で「心身の健康維持」や「従業員の選択」が、本当に今以上に守られるようになるのか、という点ですよね。

もう一つ考えたいのは、必ずしも「労働時間=生産量」ではない、という点です。特にAIが登場したことで、時間をかければ良い成果が出る、というわけではないケースも増えています。

もし人手不足の解消を目指すのであれば、働く時間の「量」だけではなく、働き方の「質」にも目を向けてほしいところです。

働く人たちの多くが「働きたい」と心から思えるようになるのであれば、どちらの議論も良い方向に進むはずなんですけどね。

ChatGPTがWebブラウザに 「ChatGPT Atlas」、米OpenAIが発表

ChatGPT_Atlas

米OpenAIは10月21日、対話型AI「ChatGPT」を搭載した新しいWebブラウザ「ChatGPT Atlas(アトラス)」を発表しました。

まずはmacOS版から提供が始まり、ChatGPTのアカウントを持つユーザーなら無料でも利用できます。

ブラウザ右上の「Ask ChatGPT」ボタンを押すと、開いているWebページの内容に基づいたチャットが可能となります。

さらに、メール作成画面などで選択した文章を直接書き換える指示を出すこともできます。

有料ユーザー向けには「エージェントモード」も搭載され、ChatGPTがマウス操作を行って商品検索から購入まで自動で進めることが可能です。

ChatGPTがWebブラウザに 「ChatGPT Atlas」、米OpenAIが発表
米OpenAIは10月21日(米国時間)、ChatGPTを搭載した同社製のWebブラウザ「ChatGPT Atlas」を発表した。まずはmacOS版のみの提供となり、すでにダウンロードページを公開している。

いよいよOpenAIもブラウザを投入してきましたね。

今回の「ChatGPT Atlas」は、AIがブラウザに直接組み込まれた、次世代型の「AIエージェントブラウザ」として注目されています。

ご存知の通り、ブラウザ市場はGoogle Chromeが圧倒的に強い状況ですが、そこにAIを武器として切り込んでいく形です。もちろんGoogleも、ChromeへのAI機能の拡充やエージェント機能の搭載は当然見据えているはずです。

Perplexityが「Comet」というブラウザを出しているように、AIをフックにしたブラウザ競争が始まっていますね。

一方で、こうした「AIが操作するブラウザ」というのは、便利な反面、セキュリティ上の弱点になったり、詐欺に使われたりするリスクへの対策も、同時に重要になっていくと見られています。

この新しいブラウザ競争で、ユーザーが何を選択のポイントにするのか、注目していきたいですね。

退職代行「モームリ」運営会社に警視庁が家宅捜索 弁護士法違反の疑い

モームリ家宅捜索

退職代行サービス「モームリ」を運営する東京都品川区の「アルバトロス」社が、弁護士法違反の疑いで警視庁の家宅捜索を受けました。

捜査は10月22日午前から行われ、本社や都内の弁護士事務所など複数の関係先に約100人の捜査員が入ったということです。

関係者によりますと、「モームリ」側が退職希望者を弁護士に違法に紹介し、報酬を受け取っていた疑いがあるとみられています。

「モームリ」は2022年に創業し、累計利用者は4万人を超える人気サービスとして知られていました。

退職代行「モームリ」運営会社に警視庁が家宅捜索 弁護士法違反の疑い 違法に弁護士にあっせんし紹介料受け取ったか | TBS NEWS DIG
退職を希望する人に代わって会社に意思を伝える退職代行サービス「モームリ」の運営会社が、代行の仕事を違法に弁護士にあっせんし、紹介料を受け取った疑いが強まったとして、警視庁は関係先の一斉捜索を行ってい…

メディアでもよく取り上げられる「退職代行」サービスで、業界を引っ張ってきた「モームリ」が、弁護士法違反の疑いで家宅捜索を受けたというニュースです。

退職代行というのは、本人に代わって勤務先に「辞めます」という意思を伝えてくれるサービスで、ここ数年、特に若い方を中心に利用が増えていました。

ただ、弁護士の資格を持たない事業者が、例えば未払い給与の交渉など、法律が関わる交渉を行うことは「非弁行為」として法律で禁じられています。

今回の家宅捜索のポイントは、そこではなく、「モームリ」が退職希望者を弁護士に紹介して、その見返りとして報酬を得ていた疑いがある点です。これが、弁護士法で禁止されている「あっせん行為」にあたる可能性があるとされています。

弁護士がやるべき仕事を紹介してキックバックをもらうのは違法だ、ということですね。

こういった法律は、事業を始める段階で当然知っていたはずですし、紹介を受けていた弁護士側も分かっていたはずですが…。どういうつもりだったのか、気になるところです。

まとめ

以上、「週刊Work&Techニュース」 2025/10/24についてお伝えしました。

引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!

この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!

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音楽生成AI「Suno」がすごい!Podcast移行準備でテーマ曲づくりに挑戦した話 https://tonari-it.com/suno-ai-podcast-theme-music/ Wed, 22 Oct 2025 21:45:00 +0000 https://tonari-it.com/?p=45298 音楽生成AI「Suno」がすごい!Podcast移行準備でテーマ曲づくりに挑戦した話

みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。

VoicyからPodcastへの移行準備中

番組の「顔」となる音楽を、ウワサのAI「Suno」で自作してみました。これが想像以上に楽しくて、すごいんです。

ということで、今回は「音楽生成AI「Suno」がすごい!Podcast移行準備でテーマ曲づくりに挑戦した話」です。

では、行ってみましょう!

Podcast移行、着々と準備中です

Podcast番組企画

さて、以前からお話ししている通り、VoicyからPodcasterへの移行を前向きに検討しているところです。

いろいろと新しいことを試しながら進めていて、すごくワクワクして楽しい毎日を送っています。

昨日までに、Podcastの番組企画が概ね固まりました。

番組の配信頻度は、平日毎日放送。土日祝は一旦お休みとさせていただきます。

月曜日から木曜日までは通常放送、そして金曜日は「週刊Work&Techニュース」として、今のスキルアップラジオの形式を引き継ぐ形になります。

チャプターの構成も少し変更がありまして、全部で5つの構成で進めようと思っています。

  1. オープニング
  2. コミュニティタイム
  3. 本編
  4. ノンプロ研の案内
  5. エンディング

この5つですね。

よし録るぞ!…の前に必要な「音楽」

ようやく番組の骨格が固まってきたので、「ではよし、台本作って撮るぞ!」となるわけです。

…が、実はその前に準備しなくてはならない、とても重要なものが一つあります。

何かというと、それが「音楽」なんですね。

Voicyでは「コーヒータイム」のようなBGMを自動でかけてくれる機能がありましたが、Podcastでは基本的に自分で用意しないといけません。

でも、逆に言えば、自分で用意するからこそ、番組独自のカラーを出すことができるわけですよね。

何を隠そう、僕も元サックスプレイヤーでミュージシャンのはしくれですから、ちょっとここは気合が入るところです。

Podcastに必要な3種類のサウンド

Podcastに必要な3種の音

さて、ここで準備が必要な音楽は、大きく分けて3つあります。

1つ目は「テーマ曲」ですね。

再生ボタンを押したら、リスナーさんの耳に最初に飛び込んでくる音です。これは非常に重要で、まさに「番組の顔」みたいなところがあります。

2つ目は「BGM」です。

僕が話している間に、後ろで流しておく音楽ですね。

そして3つ目が「SE(効果音)」です。

チャプターが切り替わるときなどに入れると、メリハリがついて効果的ですよね。

このあたり、どんなものをどんな風に準備するべきか、またしても相棒のGeminiと壁打ちをしてみました。

Gemini先生との作戦会議

音楽の制作方針

まず、オープニングはテーマ曲。そしてエンディングも同じテーマ曲で統一した方が、番組としての一体感が出ますよね、という話になりました。

次にBGMですが、これは「コミュニティタイム」と「ノンプロ研の案内」のチャプターで、共通のものを流すのはどうか、と。オープニングのテーマ曲よりは、少し落ち着いた感じのものが良さそうですね。

そこで気になるのが「本編のBGM」です。

これをどうするんだ、という話になったんですが、なんとGeminiからこんな提案が。

「高橋さんの声に集中してもらうために、本編はBGMなしでいきましょう」

おお…なるほど。

確かに、僕もよく聴いている「News Connect」の本編にはBGMがありませんでした。

この辺りは実際に試してみないと分からない部分もありますが、一旦この方針で進めてみることにしました。

秘密兵器!音楽生成AI「Suno」の登場

音楽制作の秘密兵器

それで、肝心の「どうやって音楽を準備するか」ということです。

そこでGeminiが提案してきたのが「Suno」でした。

リスナーの皆さんはご存知でしょうか。これは、テキストなどから音楽を生成してくれるAIです。

「AIを使って作ってしまいましょう!」というわけですね。

実はこのSuno、僕も気にはなっていたんですが、まだ使ったことがなかったんです。

一体どんなものができるのか、期待と不安が入り混じります。

一方でSE(効果音)の方ですが、こちらは「DOVA-SYNDROME(ドヴァ・シンドローム)」というサイトがあります。

これはフリーのBGMや効果音を配信している、とても有名なサイトですね。

このサイトはBGMもたくさん配信しているので、実はここから探すという手もあります。

ただ、以前「flier book labo」のDJ NobbyさんのCampに参加したとき、Podcast番組を作る必要があってBGMを探したことがあるんですね。

その時の記憶だと、膨大な数の曲からピンとくるものを探すのが結構大変でしたし、なかなか「これだ!」というものが見つからなかった気がしています。

そう考えると、テーマ曲とBGMに関しては、Sunoで作っちゃった方が早いし、オリジナリティも出せて良いかもしれないな、と思いました。

気になる音楽生成AI「Suno」の権利問題

SunoAIの権利

ここで一つ、知っておくべき重要なことがあります。

それは、AIで作った曲の「権利」についてですよね。

自分で作ったからといって、それをPodcast配信、つまり商用利用していいのか、という問題です。

結論から言うと、「有料プランならOK」です。

Sunoの有料プランに入っている期間中に作った曲であれば、その後(例えばSunoを解約した後も)商用利用することができる、ということでした。

一方で、無料プランで作った曲は商用利用できません。

これはちょっと皆さん、気をつける必要があると思います。

なので、僕としては「ひとまず有料プランで作曲して、出来上がったら解約もあり」ということで、まずは有料登録してみることにしました。

元ミュージシャンの血が騒ぐ!過去の音源を使える?

SunoAIのすごい機能

登録してみて、ふとGeminiにこんな相談をしてみました。

「僕、昔サックスプレイヤーをしていたので、できればサックスをメインにした曲がいいな、って思うんです。

かつ、僕の以前のオリジナル曲の音源データがいくつか残ってるんですよね。

その音源、演奏を参考にして曲作りとかって…できるんですか?」

そしたらですね、Geminiの回答がめちゃくちゃテンション高くて(笑)

どういうことかと言うと、Sunoには、なんと音源をアップロードする機能があるそうなんです。

それをもとに、AIがまたいろいろとやってくれる、と。

具体的には、大まかに2つのことができます。

一つは「Extend(エクステンド)」という機能で、アップした音源の「続き」を作ってくれるものです。

もう一つが「Cover(カバー)」という機能で、その音源をもとに「別バージョン」を作ってくれるものです。

これらの機能を使うことによって、僕の以前の演奏、オリジナル曲の音源をもとに、その時の僕の「DNA」を引き継いだテーマ曲を作ることができる、ということなんですね。

これはすごい!

…と思ったんですが、まさかの断念

早速、僕は自分の過去の音源フォルダを探しました。

……しかし、残念なことに、あまり適した曲がなかったんですね。

というのも、今回のテーマ曲は、朝のPodcast配信で使います。

かつ、番組のコンセプトからしても、「皆さんの安心できる場所」とか「少し背中を押して応援してもらえる」みたいな、爽やかな感じの曲がいいな、と思っていたんです。

そういう爽やかな曲ね、僕はあんまり作ってなかったんですよね……。

なんていうか、結構メローなやつとか、イケイケなやつとか、マイナー調(暗め)のやつばかりで。

ちょっとこの、今回のPodcast番組の「朝の爽やかな雰囲気」には合わないな、ということで、残念ながらこの「過去のDNA引き継ぎ作戦」は断念しました。

Sunoにプロンプト入力で理想の曲を生成!

理想のテーマ曲

ということで、作戦変更です。

Geminiに「こういう番組のコンセプトで、こんな雰囲気のテーマ曲が作りたいんです」とお願いして、Suno用のプロンプト(指示文)を作ってもらいました。

Podcast用ということで、そういった指示もちゃんと(英語ですが)入れてくれていたので、僕はほとんど変更なしで、そのままSunoにコピペしました。

そして、今回は歌は不要だったので「Instrumental」というボタンを押して、いざ「Create」です。

そうすると、ほどなくして、曲が2パターン出来上がってきます。

これがですね、結構いい感じのが上がってくるんですよ。

もちろん、曲の好き嫌いや当たり外れはあるんですけれども。

Podcastのテーマソングで言うと、僕がこだわりたいのは、

  1. スタートしてから5秒、10秒ぐらいが、すごくキャッチーな感じであること。
  2. その後10秒ぐらいで、MC(僕)がトークをスタートしやすいように、いい感じで切り替わる構成になっていること。
  3. あと「終わり方」ですね。エンディングで「今日も価値ある1日を」と言った、そのタイミングでビシッとかっこよく終われるやつがいい。

そんな感じで、イメージに合うものができるまで、何曲も作って、良い曲を選ぶ、という作業になります。

どんな曲になるか、ぜひ楽しみにしていてください。

BGMとSEも着々と準備中

あとBGMに関しては、テーマ曲がサックスメインなので、それとはちょっと雰囲気を変えたいなと。

例えばピアノとかギターとか、別の楽器を中心とした、落ち着いた感じのものを作ってもらう、という特別なプロンプトでSunoにお願いしています。

これも何度か作れば、いい感じのものができそうな手応えがありますね。

効果音(SE)の方は、先ほど紹介した「DOVA-SYNDROME」のサイトで探してみました。

「チャプター切り替え」みたいな用途だと、あんまり選択肢は多くなかったんですが、5個か6個ぐらい候補をダウンロードしてみたので、これは実際に編集ソフトで当てはめながら、どれがいいか試してみる感じになるかと思います。

まとめ

ということで、こんな感じで番組の「音」に関する準備も着々と進めておりますので、新しいPodcast番組のスタートを引き続き楽しみにしていてください。

ちなみにですね、ボツになった「僕の過去の音源をアップロードする作戦」なんですけど…。

これね、実は試しにやってみたら、すごい良い曲ができたんですよ(笑)

これについてはまた別の回でも話をしたいなと思いますが、実際に作った曲は、僕が主宰するコミュニティ「ノンプロ研」の中では限定公開していますので、気になる方はぜひノンプロ研に来て聴いてみていただければと思います。

以上、「音楽生成AI「Suno」がすごい!Podcast移行準備でテーマ曲づくりに挑戦した話」についてお伝えしました。

引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!

この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!

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VoicyからPodcastへの移行作戦~Geminiがチャプター構成にいちゃもんつけてきた https://tonari-it.com/voicy-to-podcast-program-structure-feedback/ Tue, 21 Oct 2025 21:45:00 +0000 https://tonari-it.com/?p=45289 VoicyからPodcastへの移行作戦~Geminiがチャプター構成にいちゃもんつけてきた

みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。

VoicyからPodcastへの移行を検討中

現在のスキルアップラジオのチャプター構成案に、まさかのダメ出しが…。僕の番組、どう変わっていくかお話しします。

ということで、今回は「VoicyからPodcastへの移行作戦~Geminiがチャプター構成にいちゃもんつけてきた」です。

では、行ってみましょう!

VoicyからPodcastへ。まずは発信空間全体の「なぜ」を見直す

連日お伝えしている通り、今、VoicyからPodcastなど、他のプラットフォームへの移行を検討しているところなんですね。

いきなり番組を作り始めるのではなくて、まずはですね、発信空間全体として、Voicyをはじめ、ブログ、note、SNSとか、それを含めたコンセプトの見直しをしたというのが、最初のステップでした。

「誰に届けるのか」「何を届けるのか」、そして一番大事な「なぜ届けるのか」。

そういった、発信の核になる部分をまず最初に固めました。

Podcast新番組の基本方針が決まりました

その「なぜ」が固まった段階で、いよいよPodcastの新番組をどんな企画にするのか、という具体的な話に入ってきました。

昨日は、番組の配信頻度とか、曜日ごとの構成についてお伝えしましたね。

基本方針としては、「平日は毎日放送」。

土日祝は、今の「スケールアップラジオ」ではお送りしているんですけれども、新しい番組では一旦お休みとします。

内訳はこんな感じです。

月曜日から木曜日は、通常放送をお送りします。この中に、「AIとのおしゃべりシリーズ」もうまく混ぜ込めるような、そんなアイディアも出しました。

そして金曜日は、これまで通りですね、「週刊Work&Techニュース」をお送りする。

こんな構成で決まったというのが、これまでのところです。

今のスキルアップラジオの番組構成、5つのチャプター

現状の番組構成

今日はですね、毎回の放送の「構成」について考えていきたいと思います。

今の「スケールアップラジオ」の構成は、全部で5つのチャプターに分かれてますよね。

  1. オープニング タイトルコール、始めの挨拶、「今日のタカハシの予定」、そして「今日の放送について」。
  2. ノンプロ研のお知らせ
  3. 本編
  4. コメント返し
  5. クロージング まとめとか、イベントなどの告知、そして終わりの挨拶。

こんな構成になっています。

Geminiからの「いちゃもん」その1:コミュニティタイムの順番

Geminiのダメ出し1_順番

それで、この構成を相棒のGeminiに「今こんな風にやってるよ」って伝えたところ、なんと、いちゃもんをつけてきたんですね(笑)。

いちゃもん、というか、鋭い提案が2つありました。

まずは大きなところから。2番目のチャプター「ノンプロ系のお知らせ」と、4番目のチャプター「コメント返し」。

これを逆にした方がいいんじゃないか、という提案でした。

つまり、「コメント返し」を先(2番目)に、「お知らせ」を後(4番目)に持ってきたらどうか、と。

うーん、なるほど。

例えば、ニュースコネクトなんかで言うと、オープニングの後にCMが入りますよね。DJ Nobbyさんのチャンネルで言うと、確かにGeminiの提案通り、お知らせ系は後半にやっていた気がします。

ちなみに、Geminiはコメント返しのコーナーを、「コミュニティタイム」と呼んでいました。

お知らせは「離脱ポイント」?本編の後にすべき理由

Geminiがなぜ「お知らせ」を後半に置いた方がいいと言ったか。

それは、ここがリスナーの「離脱ポイント」になってしまう可能性があるから、ということなんですね。

本編でしっかり価値提供をした後で、お知らせを置いた方がいいですよ、と。

いやあ、それは確かにそうかもなと、納得しました。

コメント返しを本編の前に?Geminiの考える「居場所感」

一方で、じゃあ「コミュニティタイム」(コメント返し)を2番目、つまり本編の前にするのは何でだろう?という話なんですね。

普通に考えたら、先に本編を聞きたいリスナーさんが多いわけですから、先にそれをやった方がいいんじゃないか、と僕は思うわけです。

これに対するGeminiの言い分は、こうでした。

「タカハシさんは、発信空間をコミュニティ化していきたいわけですよね?」と。

「それであれば、リスナーさんにとっての『居場所感』、これを感じられるというのが大事です」と。

「それを本編の後に置いてしまうと、本編を聞いたリスナーさんは、そこで満足して離脱してしまうかもしれません。そうすると、その大事なメッセージ(コミュニティ感)が届きませんよね?」という話なんですね。

なるほどー!と、確かに思いました。

「内輪ノリ」にならないための工夫

しかし、です。

コメント返しのコーナーが、いきなりオープニングの後に入ってくると、逆に、新しく来てくださったリスナーさんからすると、ちょっと「壁」を感じてしまうんじゃないか、疎外感を感じてしまうんじゃないか、という懸念もあるわけですね。

これに対して、Geminiのアイディアは「内輪ノリになりすぎないように工夫してください」ということでした。

例えば、コミュニティ内の話は、丁寧に前提など必要な情報を説明する。

一方で、長くなりすぎないように工夫する。イメージとしては1分ぐらい、ということでした。

例えば、コメント。僕は今、全部読み上げているんですけれども、1つか2つをピックアップするのも手ですよ、と。

ただし、コメントしてくださった方のお名前は、全員ちゃんと紹介する、という形ですね。

もしくは、Geminiが言うには「コミュニティタイム」なので、必ずしもコメント返しでなくてはいけない、というわけでもないんですね。

例えば、「Discord(ノンプロ研のコミュニティ)でこんな議論がありました」とかでもOKと、そんなふうにGeminiは言っていました。

これ、聞いてて「あ、これ、澤円さんのチャンネルでやっているパターンだな」と思いました。

Geminiからの「いちゃもん」その2:「今日のタカハシの予定」はいらない?

Geminiのダメ出し2_内容

さて、2つ目のいちゃもん。

これはちょっと小さめの話なんですが、オープニングの中に入れている「今日のタカハシの予定」、これはいらん、と言ってきたわけですね(笑)。

「え、なぜ?」って思ったんですね。

実は、Voicyのリスナーさんからは、これ、比較的最近始めたんですけど、結構好評だったんですよ。

でも、Geminiから言わせると、「親近感の演出にはなるんだけれども、忙しいリスナーにとっては離脱ポイントになってしまう可能性がある」ということだったんですね。

親近感 vs 離脱ポイント

うーん、なるほど。

ただ、僕としては、現状の構成で言うと、本編を除くと、僕のパーソナルな部分(人柄とか)があまり放送の中に入ってこないので、リスナーさんとの距離が埋まりづらいんじゃないか、と思ったんですね。

それをGeminiに伝えると、「確かにそうですね」と、そこは理解してくれました。

「それであれば」とGeminiが提案してきたのが、「15秒程度の内容で、あとは今日の本編につなげるような、そういった話であればいいんじゃないか」ということでした。

なるほど、とは思ったんですが…。

毎回できるのかな、それ(笑)。

でも、ちょっと意識はしてみようと思います。「パーソナルな導入フック」として、ですね。

こうなりました!Podcast新番組の構成案

新番組の構成案

ということで、Geminiとのやり取りを経て、Podcast新番組にした場合の構成は、今からお話しするとおりとなりました。

  1. オープニング

ジングル、挨拶、そして今の「タカハシの予定」に代わる「パーソナルな導入(フック)」、それから「今日の本編(トピック)の紹介」となります。

  1. コミュニティタイム

コメントしてくださった皆さんの名前紹介と、トピックを1個か2個、深掘っていくという内容ですね。こちら、1分ぐらいを目指します。

  1. 本編

ここがメインの価値提供になっていくわけですね。

  1. ノンプロ研のご案内

これは単なる「お知らせ」や「スポンサー」というよりは、「仲間への招待」という位置づけにしたいなと思っています。

  1. エンディング

まとめと、あとは「貢献への誘導(CTA)」。つまり、「いいねやコメントお願いします!」ってやつですね。そして告知と、終わりの挨拶ということになります。

次は「音楽」。元ミュージシャンの僕としてはこだわりたいポイントです

はい、だいぶ固まってきましたね。

リスナーの皆さん、どうでしょう。この構成、楽しそうでしょうか?

そして、いよいよですね、Podcastに必要なものがあります。

それは「音楽」になるわけですね。

元ミュージシャンの僕としては、結構ね、ここはこだわりたいポイントではあるんですけれども、その準備もね、進めているんですが…まあ、これが楽しいですね。

それについては、また後日お伝えできればと思います。

まとめ

以上、「VoicyからPodcastへの移行作戦~Geminiがチャプター構成にいちゃもんつけてきた」についてお伝えしました。

引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!

この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!

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VoicyからPodcastへ。コンセプトとリソースを両立させる移行作戦 https://tonari-it.com/podcast-transition-content-strategy/ Mon, 20 Oct 2025 21:45:00 +0000 https://tonari-it.com/?p=45281 VoicyからPodcastへ。コンセプトとリソースを両立させる移行作戦

みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。

Voicyからの移行を機に、発信活動のコンセプトから見直し中。

Geminiと現状のリソースを整理し、無理なく続けるための新体制を模索します。

ということで、今回は「VoicyからPodcastへ。コンセプトとリソースを両立させる移行作戦」です。

では、行ってみましょう!

VoicyからPodcastへの移行を本気で考えています

実は今、Voicyから離脱し…いえ、卒業して、Podcastなど他のプラットフォームへ移行することを真剣に検討しているところなんです。

昨日までの放送でもお伝えしてきたのですが、この件について、相棒のAI・Geminiと連日ガンガンやり取りをしています。「どうやって移行するのがベストか?」を話し合っているわけですね。

昨日までの活動でいうと、そもそも僕、タカハシの発信活動全体の「コンセプト」から見直した方がいいんじゃないか、という話になりました。

発信のコンセプト、すなわち、

  • Why(なぜ発信し続けるのか)
  • Who(誰に届けるのか)
  • What(何を提供するのか)

この3つの「軸」を、Geminiとの対話を通じて、いい感じに整理し直すことができたんです。

さて、コンセプトが固まったところで、いよいよ次は「How(どうやって実現するか)」の話に入っていこうか、とGeminiから提案がありました。

でも、ちょっと待てよ、と。

その前に、まずは「今、僕がどうなっているのか」という現状をしっかり整理して、Geminiと共有するステップが必要だと感じたんです。

まずは現状の「体制」と「リソース」を棚卸し

Voicy移行作戦_現状の課題

というわけで、僕の今やっている発信活動の現状、特に「体制」と「リソース(時間や労力)」について、Geminiにシェアすることから始めました。

今の僕の発信活動の流れは、大体こんな感じです。

  1. Voicyの台本作りと収録
  2. 収録したVoicyの文字起こし、または台本からWeb記事化
  3. それをブログ(いつも隣にITのお仕事)に投稿
  4. さらに、そのブログ記事からインフォグラフィックを生成
  5. Instagram、X(旧Twitter)、Facebookなど、各SNSで発信

これを、毎日やっているわけです。

もちろん、AIの力をかなり活用してはいるんですが、それでも一連の作業に、最低でも1.5時間くらいはかかってしまいます。ちょっと手こずったりすると、全部で2時間くらいかかってしまう日も珍しくありません。

毎日1.5時間から2時間。

このリソースを捻出し続けるのは、正直なところ、なかなか大変ですよね。

Podcast移行で増える「編集時間」という壁

ここで考えなければいけないのが、もしVoicyからPodcastに移行した場合、どうなるか。

Voicyは基本的に録って出し、つまり「編集」という作業がほぼ発生しないプラットフォームです。

それがPodcastになると、一般的には音源の追加や音質の調整、不要部分のカットなど、「音声の編集」という作業時間が新たに追加で発生してしまうわけです。

今の1.5時間~2時間に加えて、さらに編集時間が増える…。

これは、移行するこのタイミングで、なんとかして全体の作業リソースを抑える方法を考えておかなければ、継続が難しくなってしまいます。

今の「スキルアップラジオ」の構成

ちなみに、今のスキルアップラジオの曜日ごとの構成は、以下のようになっています。

  • 月曜日~木曜日: 通常放送 (僕自身の活動の話、フリーのネタ、Voicyのハッシュタグ企画、シリーズものなど)
  • 金曜日: 週刊Work&Techニュース (僕がピックアップしたワーク&テック関連ニュースを5本紹介)
  • 土曜日・日曜日: 生放送のアーカイブがメイン (生放送がなかった週は、通常放送)
  • その他: 週に1回くらいのペースでプレミアム放送

これがPodcastに移行すると、どうなるでしょうか。

まず、Voicyの機能である「プレミアム放送」と「生放送」。

これらは、Podcastにはそのまま持っていけない機能なので、今のスタイルのまま継続することはできません。ここは、何か別の形を考え直す必要があります。

次に、月曜日から木曜日までの「通常放送」。週に4本あります。

このネタ探し、台本作り、そして収録というのが、実は結構時間がかかりがちな部分なんですね。ここの負荷を、もう少し抑えていきたいところです。

そして「週刊Work&Techニュース」。

これは、毎週ぼんやり過ごしていて、木曜日あたりになって「あ、今週のニュース集めなきゃ!」と慌てて探し始めると、結構時間がかかってしまいます。

ですが、日々ニュースアプリ(僕はNewsPicksを使っています)などで、ちゃんとアンテナを張ってピックアップさえできていれば、金曜日の収録時点では、ほぼネタが出来上がっているので、スムーズに進められるんです。

なので、これは「日々の習慣化」を忘れさえしなければ、そこまで大きな負担にはならないかな、と踏んでいます。

そもそも「毎日配信」は続けるべきか?

ここで、根本的な問いが出てきます。

「音声配信って、結構手間暇かかるけど、そもそも毎日やるべきなんだろうか?

例えば、週3回とか、あるいは週1回の配信でもいいのではないか、という議論です。

世の中のPodcast番組を見ても、週1本というペースでじっくりと運用している番組もたくさんありますよね。

この点についても、Geminiと少し話し合ってみました。

そこで見えてきたのは、今「スキルアップラジオ」を聴いてくださっている方の多くが、平日の通勤時間などに聴いてくれていて、それが「習慣」になっているのではないか、ということです。

その「毎日の習慣」の中で、僕の放送に触れてもらう、というのは、もしかしたらすごく大事なことなのかもしれないな、と。

有名なPodcast番組でいうと、「News Connect」などがまさに平日毎日ニュースを放送していますが、目指すポジショニングとしては、あのように日々の生活に溶け込むような存在になれたら、と思っています。

毎朝、僕の放送を聴くことで、ちょっとホッとするというか。一種の「安全基地」のような、安心できる「居場所」を感じてもらえたり。

あるいは、「よし、今日もちょっと頑張ってみようかな」と朝に思えるような、ささやかな「声援」や「応援」を受け取ってもらえるような。

そんな場所づくりができたら、最高だなと思うわけです。

声を通じて、人柄とか、体温とか、そういったテキストでは伝わりにくいニュアンスが伝わるのは、音声メディアの本当に素敵なところだと、僕は思っています。

平日毎日配信。だからこそ「負荷を下げる」工夫が必要

一方で、そう考えると、土日や祝日の配信は、必ずしもマストでなくてもいいのかもしれないな、とも思いました。

これまでは生放送のアーカイブをお送りすることが多かったのですが、リスナーさんによっては、リズムの異なる日に配信された放送を追いかけて聴くことや、30分や1時間といった長い放送が、かえって負担に感じられてしまって、スキップされている方も少なくないんじゃないかな、と感じていたんです。

そのあたりは、場合によっては「別番組」として切り分けて、聴きたい人が聴けるようにする、という形でもいいのかもしれません。

…と、話を戻します。

そうなると、目指すのは「平日毎日配信」。

となると、やはり、先ほど課題に挙げた「通常放送(月~木)」の部分、そこの1回あたりの準備にかかる「負荷」を、いかにして下げるか。

これが、継続のための非常に重要なポイントになってきます。

「AIとのおしゃべり」が救世主になる?

そこで、ふと思い出したのが、スキルアップラジオで実は結構人気のシリーズ、「AIとのおしゃべり」です。

ChatGPTのボイスモード「Maple」と僕が対話する、あのシリーズです。

あれ、実は制作する僕の立場からすると、リソース的にはかなり「楽」なんですね(笑)。AIが話す内容を考える必要がないので。だから、なるべくこのシリーズを入れたい。

そう思っているにもかかわらず、現実は「AIとしゃべる良いネタが思いつかない…」となって、結局、頑張って自分でネタ作りをして、「一人語り」の通常放送になってしまう、ということが多かったんです。

「このAIとのおしゃべりを、いかにしてうまく、高頻度で運用するか?」

このテーマについて、Geminiとバチバチと議論をさせていただきました。

Geminiと見つけた「AI解説シリーズ」という活路

Voicy移行作戦_新戦略

そこで出てきたアイデアが、結構良かったんです。

それは、過去にやっていた「今更聞けないIT用語」というシリーズとの組み合わせです。

以前、IT用語を毎回1つ取り上げて、それを僕が解説して「こっそり学べる」というシリーズをやっていたことがあったんですね。

「この解説、AIにお願いしちゃえばいいんじゃないか?」

と、気づきました。

さらには、以前AIとのおしゃべりシリーズで「ファシリテーション」について解説してもらったことがあったんですが、あれが結構好評でした。

ということは、IT用語に限らず、例えば「社会学」とか「心理学」のキーワードや、ちょっと難しい「概念」なんかをAIに解説してもらっても、面白いのかもしれないな、と思ったんです。

ただ、ここで一つ考慮すべき点があります。

僕がよく使っているChatGPT(キャラクター名:Maple)は、一定以前の学習データしか持っていない、いわゆる「カットオフ」があります。そのため、最新のキーワード解説は得意ではないんですね。

例えば「AIの最新動向について教えて」みたいなのは、ちょっと苦手分野です。

そこで登場するのが、Perplexity(キャラクター名:Solva)です。

以前一度、Solvaとおしゃべりする放送をお送りしたことがありましたが、しばらくご無沙汰してますね…(笑)。今はちゃんと機能するか正直わからない部分もあるんですが、可能性としては大いにあります。

この二人に、うまく役割分担してもらう。

  • 普遍的な概念や用語の解説は、Maple(ChatGPT)に。
  • 最新のトレンドや技術に関する解説は、Solva(Perplexity)に。

こんな風にお願いできれば、「AIとのおしゃべり」改め「AIによる解説シリーズ」の頻度を、かなり上げられるかもしれない、と光が見えてきました。

新しい構成案と、これからのこと

Voicy移行作戦_新番組構成

これからの「スキルアップラジオ(仮)」は、

  • AIによる解説シリーズ(IT用語、ビジネス概念、社会学など)
  • 書評シリーズ
  • 深掘ってみた名言シリーズ
  • 週刊Work&Techニュース

こういったものを組み合わせて、平日の朝にお届けしていく。そんな形がいいのかもしれません。

やっぱり、こうして「コンセプト(Why, Who, What)」からしっかり見直してみると、具体的な「How(どうやるか)」の部分でも、いろいろな発見や改善点が出てくるものだな、と改めて感じています。

まだまだGeminiとじゃんじゃんやり取りをしながら、移行の準備を進めている真っ最中です。

きっと、また新たな気づきが出てくると思いますので、明日以降も、進捗をお伝えしていきたいと思います。

引き続き、どうぞよろしくお願いします!

まとめ

以上、「VoicyからPodcastへ。コンセプトとリソースを両立させる移行作戦」についてお伝えしました。

引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!

この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!

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VoicyからPodcastへの移行検討が、発信活動全体の「棚卸し」になった話 https://tonari-it.com/voicy-to-podcast-hub-strategy/ Sun, 19 Oct 2025 21:45:00 +0000 https://tonari-it.com/?p=45272 VoicyからPodcastへの移行検討が、発信活動全体の「棚卸し」になった話

みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。

VoicyからPodcastへの移行を考え始めたら、もっと大事な「発信の軸」を見直すことに。

Geminiとの壁打ちで見えた課題と、大きな気づきをシェアします。

ということで、今回は「VoicyからPodcastへの移行検討が、発信活動全体の「棚卸し」になった話」です。

では、行ってみましょう!

移行検討が「発信の軸」を見直すキッカケに

発端

お伝えしたとおり、VoicyからPodcastへの移行を本格的に検討しはじめたところ、この僕の発信活動の「見通し」がしっかり定まっていないことに、なんだか気持ち的にザワザワするものがありました。

日々の活動の軸を作る大事な習慣でもあるので、早く方針を決めたいなと思っていたんです。

そこで、早速Geminiと壁打ちしながら考え始めました。

具体的には、僕の「スキルアップラジオ」のどの部分を、どう移行するのか(全部は移行できなそうなので)、それから過去分の音声データをどう活用するのか、といった移行の方法やロードマップについて提案してもらいました。

ロードマップ自体は、1.5ヶ月ほどのプランで「この通りやれば、ちゃんと移行できそうだな」という具体的なものが出てきました。

「いよいよかー」なんて感じにもなりますね。

見えてきた「枝葉」の課題たち

表面化した課題

ただ、いざ具体的に考えると、決めなければいけないことが山積みであることにも気づきました。

例えば、Podcastにするならジングル(番組の冒頭や終わりの短い音楽)やBGMも必要になります。編集作業も発生するので、その環境も整えなければいけません。

さらに、せっかく移行するなら番組構成も変えていきたいなと思ったり、配信の方針も考え直す必要があります。

今、Voicyでは土日に生放送のアーカイブを流しているのですが、Podcastでは生放送機能が使えなくなります。「じゃあ土日はどうするんだ?」とか、そういったことを全部決めていく必要があるんですね。

このように、枝葉の部分で、とてもたくさん考えることが出てきました。

課題の根本は「上流」にあった

そうなると、「もしかしたら、もっと上流から整理した方がいいのかもしれない」という気がしてきたんです。

というのも、音声配信は、あくまで僕の発信活動全体の一部です。ブログや各種SNSも含めて、今は「マルチアウトプット」という方針でやっています。

ですから、発信活動全体の方針をしっかり固めた方が、今出てきたジングルやBGM、配信方針といった枝葉の部分も決めやすくなるだろう、と考えたわけです。

そこで、一旦Podcastへの移行の話はストップして、「発信活動全体を一度棚卸しして、全体最適を目指したい」と、再びGeminiと壁打ちを始めました。

Geminiの提案「ハブ&スポーク戦略」

AIとの壁打ち

するとGeminiが、「ハブ&スポーク戦略に再構築するのはどうでしょう?」と提案してきました。

これは、自転車の車輪をイメージしてもらうと分かりやすいです。ハブが車輪の真ん中、スポークがそこから放射状に伸びている棒(骨組み)ですね。

具体的には、「noteをハブ(中心)にして、各種SNSをスポーク(誘導経路)として使いましょう」という提案でした。

noteにテキスト記事をしっかり書き、Podcastや、もし作るならDiscordなどのコミュニティへの入り口としてもnoteを活用する。そして、各種SNSは、そのnoteの記事に誘導する役割(つまりnoteのリンクを貼る)を持たせる、という戦略です。

なるほどな、と思いました。

というのも、今は各SNSでコンテンツを丸出し(その場で完結できる形で投稿)していますし、さらにブログへのリンクやVoicyへのリンクも貼っている状態です。

全部に全力で投稿すればよいという話でもないのかも知れません。

独自サイト vs note のジレンマ

ただ、Geminiはnoteを提案してきましたが、僕には「いつも隣にITのお仕事」という独自サイトがあり、そこには既に二千数百の記事が溜まっています。

これらの棲み分けはどうするの?」という新たな疑問が出てきます。

SEO(検索エンジン最適化)でいうと、現状ではnoteの方が強そうです。

しかし、noteには「コンテンツをnote(プラットフォーム)に握られてしまう」というリスクがあります。

もちろん、今のところnoteはクリエイターをとても大事にしているように見えるので、変なことにはならないだろうなとは思いつつも、長期的に見たとき、データは自分でも持っておきたい、という気持ちもあります。

そんなやり取りをGeminiとしていました。

さらに上流へ:「企画書」の必要性

またしても、そんな枝葉の話をしていたところ、ふと思い出したことがあります。

以前、flier book laboの樋口さんのCampに参加したとき、「一度、きちんと企画書を作り直すのも手だよ」というアドバイスをもらったことがあったんです。

確かに、その時も「スキルアップラジオ」の企画を練り直そうと思っていたのに、すっかりやらないまま今日に至ってしまっていました。

発信活動の方針を決める前に、もっと上流、つまり僕の発信活動全体、僕の「発信空間」全体についてのコンセプト、ターゲット、そしてベネフィット(リスナーや読者が得られる価値)を整理する方が、枝葉の話もずっと決めやすくなるはずです。

そこで、三度(みたび)、Geminiと改めてその点について壁打ちを始めました。

壁打ちで見えた「大きな気づき」

これが、すごく良い時間になりました。

話したいことは山ほどあるのですが、今日はその中で得た「一つの大きな気づき」についてお伝えしたいと思います。

その前提として、そもそも僕がVoicyというプラットフォームを使って何を実現したかったか、というお話をさせてください。

僕は、Voicyという場所を使って、そこにコミュニティを作りたかったんです。

具体的には、「ノンプロ研(僕が運営するコミュニティ)」より一回り大きいコミュニティです。規模感でいうと数百人以上、うまくいけば数千人くらいになるといいな、と。

そこにいさえすれば、「日々働くことについての前向きな情報や知識」を摂取することができ、「ポジティブなリスナーさん同士のつながり」を感じられる。そんな場所を作れたらいいな、と思っていました。

Voicy運営で直面した「2つの課題」

Voicyでの課題

しかし、実際にやってみると、その理想に至る前に2つの大きな課題が立ちはだかりました。

課題1:コミュニティが大きくならない

まず一つ目。「Voicyを中心としたコミュニティがあまり大きくならなかった」という問題です。

実際、ノンプロ研と同じくらいのサイズ感か、もしかしたらそれよりも小さいかな、ぐらいのコミュニティにしかなっていない印象です。

その理由としては、「新規リスナーさんの獲得が結構難しい」という問題がありました。

Voicy内からの流入が弱くなってしまったという感覚がありますし、何より、Voicyの外から新しいリスナーさんを連れてくるハードルが、すごく高いなと感じるんです。

Voicyアプリをダウンロードしてもらい、登録してもらって、ようやくリスナーになってもらい、それを習慣に組み込んでもらう。これは、なかなか高いハードルですよね。

課題2:リスナーさんの反応が少ない

そして、もう一つの課題が、「リスナーさんの反応(アクション)が少ない」ということです。

たとえコミュニティのメンバーが多くなくても、そこで活発なアクションやリアクションがあれば、盛り上がっている感じは出ます。

ずっと暖かいリアクションをし続けてくださるリスナーさんもいらっしゃるのですが、ちょっと少なくて盛り上がりに欠けるかな、という感覚がありました。

これは、ひとえに僕の話術や腕の問題も大いにあるんですけれども(苦笑)、もう一つ、根本的な原因があるな、と気づいたんです。

マルチアウトプット戦略が招いた「反応の分散」

根本原因

それは何かというと、「マルチアウトプット戦略」が、逆に反応の少なさを引き起こしてしまっている可能性があるな、と思ったんです。

今や、インターネット空間上で人々がどこにいるのかは、かなり多様化しています。

X(旧Twitter)にいる人もいれば、Instagram、Facebookにいる人もいます。Google検索を使う人もいれば、最近はAIに尋ねる人もいる。

YouTubeにはたくさんの人がいそうですし、学びであればUdemy(オンライン学習プラットフォーム)にもいます。

その中で、Voicyにいる人は、決して多くはないわけです。

多くの人に届けたい、という思いがあるので、僕はそれぞれのプラットフォームに対して、そこでコンテンツを摂取できるように「マルチアウトプット」をしよう、という戦略で今年やってきました。

そうなると、僕のコンテンツを届けたいターゲットの皆さんは、いつも自分がいる場所(XやInstagramなど)で僕のコンテンツに接することができ、そこで満足することができるわけです。

そして、そこで満足していただけたなら、当然、そこで「いいね」やコメントなどの「反応」をしますよね。

つまり、バラバラのあちこちにコンテンツを提供しているので、その反応もバラバラの場所で起きてしまっているということです。

例えば、トータルで20人の方が反応してくれていたとしても、それが5つのプラットフォームに分散していたら、1つの場所では平均4つの反応にしかなりません。

これでは、なんとなく「あまり盛り上がっていないように見えてしまう」という現象が起こります。

こうして考えてみると、先ほどGeminiが提案した「ハブ&スポーク戦略」(どこか中心となる場所=ハブに誘導する)は、確かに有効なのかもしれないな、と改めて思いました。

発信の「Why, Who, What」を再定義する

結論

と、このように、VoicyからPodcastへの移行という、どちらかといえば「How(どうやるか)」の検討から始まったわけですが、それが結果として、僕の発信活動の最も上流である、

  • Why(なぜ発信し続けるのか?)
  • Who(誰に届けるのか?)
  • What(何を提供するのか?)

この部分を、もう一度しっかり整理する、とても意義深い機会になっています。

今のところ、この「Why, Who, What」がいよいよ整理できてきた感じです。

特に「What(何を提供するのか)」の部分では、僕がノンプロ研というコミュニティを運営してきたノウハウが、とても活かせる気がしています。

引き続きこの整理を進めていきますので、今後の展開をぜひ楽しみにお待ちいただければと思います。

まとめ

以上、「VoicyからPodcastへの移行検討が、発信活動全体の「棚卸し」になった話」についてお伝えしました。

引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!

この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!

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VoicyからPodcastへ。「スキルアップラジオ」が移行を前向きに検討している理由 https://tonari-it.com/podcast-platform-change-voicy-skillup/ Sat, 18 Oct 2025 21:45:00 +0000 https://tonari-it.com/?p=45265 VoicyからPodcastへ。「スキルアップラジオ」が移行を前向きに検討している理由

みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。

いつも「スキルアップラジオ」を聴いていただき、本当にありがとうございます。

今回は、いつもお世話になっているリスナーの皆さんに、僕の、そして「スキルアップラジオ」の今後に関する大切なお話を、正直にお伝えしたいと思っています。

ということで、今回は「VoicyからPodcastへ。「スキルアップラジオ」が移行を前向きに検討している理由」です。

では、行ってみましょう!

なぜ今、移行を検討するのか

単刀直入に申し上げますと、今、VoicyからPodcastなど他のプラットフォームへの移行を、かなり前向きに検討しています。

まだ「決定」ではないのですが、できれば移行する方向で考えています。

リスナーさんにもこの状況を隠さず、どういう経緯でそう考えるようになったのか、そしてこれからどうしようとしているのかをお話しするのが筋だろうと思い、こうしてお伝えしている次第です。

移行を考えるようになった直接のきっかけ「再生速度」問題

きっかけは再生速度問題

本気で移行を考える直接のきっかけになったのは、ここ最近の「再生速度」の問題です。

ご存知の方も多いと思いますが、Voicyプラス(有料プラン)に加入していない無料ユーザーさんの再生速度に制限がかかるという変更がありました。

この影響は非常に大きく、スキルアップラジオの再生リスナー数(放送を聴いてくれた方の数)をざっくりと見た感じでも、約4割ほど減少してしまいました。

もちろん、この件はすぐに大きな話題(炎上、と言った方がいいかもしれません)になり、Voicyさんは機能をもとに戻すという対応をされました。

しかし、機能が復旧した後、離れてしまったリスナーさんが元通り復帰したかというと、数字的には残念ながらそれを確認できていない、というのが現状です。

実は「3アウト」なんです…これまでの経緯

ただ、今回の件だけで「じゃあ辞めます」と短絡的に考えているわけではないんです。

実は、これまでにもVoicyさんの運営方針に対して「うーん…」とモヤモヤする出来事が何度かありました。それらも踏まえて、今回の件で「3アウトかな…」と感じている、というのが正直なところです。

Voicyさんへの信用を取り戻して、もう一度、未来に期待する、というのが、僕の中ではちょっと難しくなってしまったんですね。

僕にとってのVoicy Proという「投資」

まず大前提として、この「スキルアップラジオ」は、開設当初から「Voicy Pro」という企業向けの有料プランでスタートしています。

ぶっちゃけたお話をしますと、毎月88,000円、年間で約100万円をVoicyさんにお支払いして利用してきました。

もちろん、パーソナリティに応募して無料で配信するという選択肢もありました。ですが、当時はVoicyがまさに伸び盛りで、日本のスタートアップとして音声市場の可能性にチャレンジしている姿にとても共感していました。

ですから、この利用料は単なる「場所代」ではなく、Voicyというチャレンジを応援する「投資」の意味も込めてお支払いしてきたつもりです。

Voicyがマネタイズ(収益化)に苦労しているであろうことも知っていましたから、それを少しでも支えたい、という気持ちもありました。

そんな思いで続けてきた中、残念な体験がいくつかありました。

トップページ刷新と「ピタッと止まった」リスナー数の伸び

まず1アウト目は、2023年にVoicyのトップページが刷新されたタイミングです。

それまで僕は、毎日配信を続け、Voicyさんが開催する「ハッシュタグ企画」にもできるだけ参加することで、順調に新しいリスナーさんに聴いていただけるようになっていました。とても良い流れができていたんです。

ところが、トップページが刷新されたことで、その導線(リスナーさんが番組を見つけてくれる流れ)が失われてしまい、あれほど順調だったリスナーさんの伸びが、文字通り「ピタッ」と止まってしまいました。

これには当時、かなり不満を感じていまして、#474「このままではVoicyスキルアップラジオは継続できない」、#475「続・このままではVoicyスキルアップラジオは継続できない」という放送で、その胸の内をお話ししたこともありました。

今でも、あの刷新は一体誰のためだったんだろう…と不思議に思っています。

その後、しばらく気持ちを持ち直すのは大変でしたが、「これは自分の実力不足なんだ」と受け止めるようにしました。

そして、「Voicyのプラットフォームに新しいリスナーさんを増やすことを期待するのはやめよう。今聴いてくれているリスナーさんを何よりも大事にしつつ、可能であれば外から頑張って新しいリスナーさんを連れてこよう」と、スタンスを切り替えて試行錯誤を続けてきたんです。

放送途中の「広告挿入」問題

しかし、ここ最近、立て続けにVoicyさん側の都合で、リスナーさんの聴取体験を損なうような事態が起きました。

2アウト目は、放送途中への広告挿入です。8月から広告がスタートしていますが、当初、パーソナリティが話しているまさに途中に、広告が入ってしまうという耐え難い体験を与える仕様でした。

僕はVoicy Proアカウントなので、自分の放送に広告が入ることはなく、直接的な影響はありませんでした。

ですが、僕自身も一人のリスナーとして他の番組を楽しんでいる身としては、さすがにこれは許容できないと感じました。

ちなみに、この広告が始まった8月頃から、スキルアップラジオのリスナー数も、肌感覚ですが1割くらい減った印象があります。

今回の「再生速度」問題

そして3アウト目。これが今回の再生速度の問題です。

これまでなんとかキープしてきたリスナー数が、あっという間に4割ほど減ってしまいました。

数字が全てではないですが、さすがにショックを受けました。

Voicyの対応と、それでも拭えない懸念

もちろん、Voicyさんも手をこまねいていたわけではありません。

1アウト目のハッシュタグ企画の件も、3アウト目の再生速度の件も、パーソナリティやリスナーからの多くの意見を受けて、機能をもとに戻したり、改善の対策を打ったりしていました。その対応の早さ自体は、評価すべき点だと思っています。

ただ、僕が懸念しているのは、「すぐに対策をしたとしても、一度損なわれてしまったリスナーさんの体験や習慣は、元には戻らないのではないか」ということです。

例えば、1回目のハッシュタグ企画の枠がなくなった時、Voicyさんはすぐに枠を復活させてくれました。ですが、それで新規のリスナーさんの増加が元に戻ったかというと、戻らなかったんです。

おそらく、あのトップページ刷新のタイミングで、多くのリスナーさんが「もうトップページは見ない」という習慣になってしまったんだろうな、と。実際、リスナーとしての僕もそうでしたし…。

今回の再生速度の件も同じです。一度、「聴きにくくなった」と感じて離れてしまったリスナーさんが、「また1.5倍や2倍で聴けるようになったから、スキルアップラジオをもう一度フォローしよう」とか、「聴くのをやめていたけど、また聴くようにしよう」とは、全員がそうはならないのではないか、ということです。

頑張ってキープしてきたリスナーさんとの大切な関係性を、Voicyさんの都合で壊されてしまった。そんな感覚を、今回は強く受けています。

Voicyが抱える「ジレンマ」と僕の決断

もしかしたら、「今回これだけ炎上したんだから、もうVoicyも無茶な変更はしないだろう」という意見もあるかもしれません。

ですが、状況を冷静に考えてみると、Voicyさんは依然として「マネタイズ(収益化)」という大きな課題を抱えています。サーバー代も含め、運営を維持していくためには、何か手を打たなければならないはずです。

そうすると、Voicyさんには2つのリスクが常につきまといます。

  1. 手を打たないリスク:マネタイズができなければ、いつか運営の継続性が担保できなくなる(サービス終了の)リスク。
  2. 手を打つリスク:今回のように、マネタイズのために打った手が、リスナーさんとの関係性に良くない影響を及ぼしてしまうリスク。

どちらにしてもリスクがある。そして、そのプラットフォーム側のリスクに、配信者である僕がビクビクしながら活動を続けるのは、精神衛生上あまり良くないな、と思ってしまったんです。

どうせ頑張って配信してもリスナーさんが増えにくい、自力でリスナーさんを獲得していかなければいけないのであれば、

  • (Podcastのように)プラットフォーム側の継続性がより担保されていて、
  • プラットフォーム側の都合でリスナーさんの体験が損なわれるリスクも少なく
  • しかも、年間100万円という決して安くないお金もかからない

そういう世界で継続していくほうが、僕にとっても、そして何よりリスナーさんにとっても良いのではないか。

そう考えるようになりました。

スキルアップラジオのこれからについて

スキルアップラジオのこれから

現在、スキルアップラジオのPodcastへの移行について、具体的に検討を始めたところです。

  • そもそも、うまく移行ができるのか?
  • できるとしたら、どのように移行するのがベストか?
  • どのタイミングで実行するのか?

など、クリアすべき点はいくつかあります。

これらについては、また動きがあり次第、必ず皆さんにお知らせしたいと思います。

もしかしたら、いつか聴いていただくプラットフォームは変わってしまうかもしれません。ですが、「皆さんの働くを豊かにする」という放送の軸は、これからも変わりません。

引き続き、スキルアップラジオにお付き合いいただけると、僕もとても嬉しく思います。

まとめ

以上、「VoicyからPodcastへ。「スキルアップラジオ」が移行を前向きに検討している理由」についてお伝えしました。

引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!

この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!

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DX推進の「あるべき姿」とは? デジタル人材育成がうまくいかない本当の理由 https://tonari-it.com/dx-digital-skill-gap-transformation/ Fri, 17 Oct 2025 21:45:00 +0000 https://tonari-it.com/?p=45254 DX推進の「あるべき姿」とは? デジタル人材育成がうまくいかない本当の理由

みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。

DXやデジタル人材育成、よく耳にするものの、なんだかうまくいっているところは少ないような…

もしかしたら、「手段」ばかりが先行していませんか?

本当に大切な「あるべき姿」を見つめ直すヒントを、今日はお届けします。

ということで、今回は「DX推進の「あるべき姿」とは? デジタル人材育成がうまくいかない本当の理由」です。

では、行ってみましょう!

デジタル人材育成、うまくいっていますか?

人材育成の課題

まず、一つ興味深い記事を紹介したいと思います。「デジタル人材育成を阻むカベを突破せよ–実践機会の創出でDX推進を加速」という、ZDNet JAPANの記事です。

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ページエラー 404

この記事では、PwCコンサルティングが2025年6月に実施した調査を紹介しています。テーマは「社内のデジタル人材育成についての実態と課題」。

さて、皆さん。社内のデジタル人材育成について、「期待通り、もしくは期待以上できている」と回答した企業は、全体で何%ぐらいだと思いますか?

……なんと、たったの15%だそうです。

うーん、これはなかなか厳しい数字ですね。ほとんどの企業が「期待通りにできていない」と感じている、というのが実態のようです。

なぜ進まない? 2つの大きな「カベ」

DXが進まない理由

では、一体何が障壁になっているのでしょうか。

調査結果によると、トップ2はこんな内容でした。

  1. 対象となる社員が日々の業務に追われて、育成に時間が割けない (53%)
  2. 座学のトレーニングは実施するが、対象となるプロジェクトが限定的で、実践の場が少ない (50%)

わかります、わかります。

「日々の業務に追われて時間がない」、これはもう本当に、多くの現場で聞こえてくる声ですよね。目の前の仕事で手一杯で、新しいことを学ぶ時間なんてないよ、と。

そして「実践の場が少ない」。座学で知識は学んだけれど、それを実際に使う場所がない。これも非常にもったいない話です。

「実践の場」をどう作る? ある記事の提案

さて、先ほど紹介した記事なんですけれども、この2つ目の課題、「実践の場が少ない」というところにフォーカスして、「じゃあ、どうすればいいのか」を伝えてくれています。

その打開策の第一歩として紹介されているのが、「必要な役割とスキルの定義」だそうです。

記事にはこんな風に書いてあります。

「DXでは、ITを競争優位の源泉と捉え、アプリケーションを収益に貢献する製品とみなす『プロダクト思考』への転換が必要だ」と。

ほう、プロダクト思考。

そして、そのためには「プロダクトオーナー」「スクラムマスター」「リードエンジニア」「デベロッパー」という、4つの役割が必要である。

だから、その役割を育てるために、まずは基礎知識を座学でインプットした後に、「仮想プロジェクト」を実施しよう。

…と、こんな感じの内容でした。

待ってください。「それ、本当に必要ですか?」

……正直に言っていいですか?

僕、これを読んだとき、「うーん、正直さっぱり何を言っているかわからないぞ…」なんて思っちゃいました(笑)。

もちろん、専門家の方々が議論を重ねた結果なのは重々承知の上なんですが、伝わらなければ意味がない。

DXとか、デジタル人材育成とか、この手の話って、なんだか横文字が多くて、難しい話が多すぎるなあって、常々思っているんです。

実際、DXを進めようとして、「よーし、うちもプロダクトオーナーとスクラムマスターと……」みたいに、この4つの役割のスキルを定義して、そのための育成機会を設けよう、と動いたとして、それで「実際にDXがうまくいきました!」みたいな事例を、僕は、実はあまり見たことがないな、と思うんです。

だいぶ「手段」の話が先行しすぎている気がしませんか?

まず、DXのためには「プロダクト」がいる、と書いてありましたが、本当にそうでしょうか? なぜ、あなたの会社にプロダクトが必要なんでしょうか。

もちろん、プロダクトが必要な場合もあると思います。でも、それは会社とか、現場の状況によって違ってくる話ですよね。

仮にプロダクトが必要だとしても、その4つの役割って、本当に全部いるんでしょうか? もしいるとしたら、なぜ必要なのでしょうか。

そして、その役割が本当に必要だとして、それぞれに必要な学びって何なんでしょう。

本当に「座学のインプット」と「仮想プロジェクト」の組み合わせが、ベストな方法なんでしょうか。

いろいろと議論の余地はあると思うんです。

もちろん、一つの選択肢としてはあるのかもしれません。でも、会社の規模とか、事業内容、人員の状況によっては、当てはまらないケースも少なくないんじゃないかな、と思います。

DX推進に必要な、たった1つのシンプルな問い

本当の問い

僕が思うに、そんなにややこしい話は、実は全然いらないんじゃないかなって思っています。

まず必要なのは、たった1つのシンプルな問いです。

それは、「あなたはその仕事をどうしたいの?」という質問です。

「定時に帰りたい」から始まった、ある経営者のDX

DX成功事例

ここで、ある会社がDXを成し遂げた、素敵な事例を一つ紹介したいと思います。

その会社の経営者さんなんですけれども、あるとき、お子さんが生まれたんですね。それを機に、「自分もちゃんと子育てに参加したい」と強く思いました。

しかし、彼は中小企業の経営者で、バックオフィスの仕事も一手に引き受けているような状態。現状では、どうしても残業せざるを得なかったわけです。

そこで彼は考えました。「どうすれば定時に帰れるか?」

これが彼の「あるべき姿」でした。

その「あるべき姿」を実現するために、色々と探した結果、彼が見つけたのが「Google Apps Script(GAS)」というプログラミング言語でした。

そこから彼は猛勉強して、片っ端から自分の業務を自動化、効率化していったんです。

その結果、見事に定時に帰れるようになったわけですね。

彼は思いました。「これは素晴らしい。自分だけじゃなくて、社員みんなができた方がいいな」と。

そこで、社内勉強会を開いて、GASのスキルを社員みんなに展開していきました。

結果的に、会社全体の業務プロセスが、どんどんデジタル化されて、効率化が進んでいくわけです。

「これはうちの会社だけじゃもったいないぞ」

「このノウハウは、お客さんにも喜ばれるんじゃないか?」

そう考えた彼は、ついにその仕組みやノウハウを、自らのお客さんにも提供することを始めました。

……これって、立派なDX(デジタルトランスフォーメーション)だと思いませんか?

大切なのは、彼が「よーし、DXをやろう!」とか「デジタル人材を育成しよう!」と思って始めたわけではない、という点です。

「今の仕事をどうしたいか(=定時に帰って子育てがしたい)」という「あるべき姿」を追いかけ続けた。

その結果、手段として、たまたまITとかデジタル技術(この場合はGAS)を使うのが有効だった。

その、あるべき姿の想像と、デジタル技術によるその解決を、ずっと続けていたら、結果的にビジネスにもつながっていった

つまり、そのように追いかけているモードのこと、あるいは行き着いた結果のことを、後から「DX」と呼んでいるんじゃないかな、と僕は思うんです。

「あるべき姿」が先、「DX」は後

結論

なので、冒頭に紹介した記事の話に戻りますが、会社によって「あるべき姿」は違うわけですよね。

その会社にとっての「あるべき姿」に向かうための最善の方法が、たまたま、例の4つの役割を定義するという「手段」なのかもしれません。

でも、それは全ての会社に当てはまるとは限らない、ということです。

「あるべき姿」が明確でないのに、何か新しいことに取り組もうとすると、的外れな「手段」を持ってきてしまいがちです。

「DXをしよう!」

「デジタル人材を育成しよう!」

このように言っている会社のほとんどは、もしかしたら、「自分たちの仕事を本当はどうしたいのか」「自分たちの仕事のあるべき姿は何なのか」という、一番大切な部分が、あまり明確にできていないんじゃないかと思うんです。

DXとかデジタル人材育成は、目的を達成するための「手段」でしかありません。

まずは、あなたの、そしてあなたの会社の「あるべき姿」を具体的にイメージすることから始めてみませんか?

(コメント返し)「もっと楽にしたい」を実現するヒント

課題の解像度

さて、これに関連して、以前のVoicyの放送(#1210 いつものExcel仕事が「学びの宝庫」に変わる、たった2つの質問)でいただいたコメントについても、お伝えしておきたいと思います。

カバすけさんからいただいたコメントです。

毎日の業務時間を常に改善の時間と捉えるなら、毎日が未来の投資の時間になるというのは、あらためてハっとさせられる内容でした。毎日の業務が惰性になってヤラされ仕事になってないか見つめ直してみます。

もっと楽をするには?の問いを、もっと粒度を高めるためにどうしたらいいか?オススメの方法があれば教えて下さい。

カバすけさん、ありがとうございます。

「もっと楽をするには?」という問い、素晴らしいですね。これは、「手段の質を(もっと)高めたい」ということともいえます。

じゃあ、それをするにはどうしたらいいか。

実は、今日お伝えした内容がそのまま当てはまります。

答えは、「課題の解像度を上げること」です。

課題の解像度を上げる「2つの視点」

「課題の解像度」って、どうやって上げるんでしょうか。

まず、「課題」とは何か。

課題というのは、「あるべき姿」と「現状」の「差分(ギャップ)」のことを言います。

ということは、課題の解像度を上げるためには、

  1. 「あるべき姿」の解像度を高く、明確にイメージすること
  2. 「現状」の解像度を高く、正確に把握すること

この2つが必要になるわけですね。

カバすけさんの「もっと楽をしたい」で言えば、「もっと楽をしている状態」とは、具体的にどんな状態でしょうか?(=あるべき姿)

そして、「今、何に一番時間がかかっていて、どこが『楽じゃない』のか」を、正確に把握できているでしょうか?(=現状)

そこをどう埋められるか、というのは、この「あるべき姿」と「現状」、その2つを、いかに解像度を高く把握できているかにかかってくるんです。

この2つが明確でないと、的外れな手段を持ってきてしまいますし、そもそも「その差を埋めたい!」というエネルギーも生まれにくいですよね。

ぜひ、「あるべき姿」と「現状」、その2つをしっかり見つめ直してみてください。

まとめ:まずは「どうしたいか」から始めよう

今日は、ZDNetの記事の紹介から入りましたけれども、「DX、何から始めたらいいの?」というお話をさせていただきました。

プロダクトオーナーやスクラムマスターといった難しい役割定義から入る前に、まずはもっとシンプルな問いから。

「あなたはその仕事を、どうしたいですか?」

そして、あなたの「あるべき姿」、そして「現状」の把握をすることです。

あなたの「こうしたい!」が、DXの確かな第一歩になるはずです。

以上、「DX推進の「あるべき姿」とは? デジタル人材育成がうまくいかない本当の理由」についてお伝えしました。

引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!

この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!

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週刊Work&Techニュース 2025/10/17版: ChatGPT、成人向けコンテンツを解禁へ/Voicy、再生速度制限を撤回ほか https://tonari-it.com/weekly-work-and-tech-news-2025-10-17/ Thu, 16 Oct 2025 21:45:00 +0000 https://tonari-it.com/?p=45250 「週刊Work&Techニュース」 2025/10/17版をお送りします!週刊Work&Techニュース 2025/10/17版: ChatGPT、成人向けコンテンツを解禁へ/Voicy、再生速度制限を撤回ほか今週のワークとテックの主なニュースをざっとチェックし時流をつかんでいただくことができますよ。

みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。

「週刊Work&Techニュース」 2025/10/17版をお送りします!

今週のワークとテックの主なニュースをざっとチェックし時流をつかんでいただくことができますよ。

では、行ってみましょう!

エンタープライズ版「Gemini」登場–職場全体でのAI活用を支援

Googleは企業向けの新しいAIプラットフォーム「Gemini Enterprise」を発表しました。

これは、職場全体でAIを活用できるよう支援するもので、シンプルなチャットインターフェースを通じて業務の自動化や高度な支援を提供します。

ノーコードの自動化ツールや業務特化型AIエージェントのほか、Google Workspaceとの統合により、テキストや画像、音声、動画を含むマルチモーダルAIが利用可能です。

また、BoxやServiceNowなど主要なビジネスツールとも連携し、部門を超えてデータやツールを統合することで、企業全体の生産性向上を狙います。

エンタープライズ版「Gemini」登場--職場全体でのAI活用を支援 Google
Google Cloudは現地時間10月9日、企業向けの新AIプラットフォーム「Gemini Enterprise」を発表した。職場におけるAI活用を包括的に支援するもので、チャットインターフェースを中心に、業務プロセス全体の自動化と高度な...

「うちの会社ではGoogle Workspaceを使っているので、もうGeminiは使えていますよ」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、今回発表された「Gemini Enterprise」は、それとは位置づけが異なります。

「Gemini Enterprise」は、Google Cloud上で提供されるAIプラットフォームで、組織全体の業務プロセスを横断的に支援することを目指しています。

Google Workspaceはもちろんのこと、社内の独自システムやBox、ServiceNowといった外部のツールとも連携し、部門をまたいだ業務の自動化を実現できるのが大きな特徴です。

例えるなら、これまでのWorkspaceのAIが「個々の道具を賢くする」ものだとすれば、Gemini Enterpriseは「会社全体をAIで動かすための業務基盤」そのものと言えるでしょう。

人がAIに自然な言葉で指示するだけで、複雑な業務フローを自動化したり、データ分析や文書作成を行ったりできます。企業がAIを単なる便利なツールとしてだけでなく、ビジネスの根幹を支える仕組みとして活用していく、そんな未来に向けたGoogleの新しい一歩と言えそうですね。

OpenAIが半導体大手Broadcomと提携、独自AIチップを開発へ

AI開発大手のOpenAIは、半導体メーカーのBroadcomと提携し、自社設計によるAIチップ「カスタムAIアクセラレータ」を共同開発・展開すると発表しました。

両社は10ギガワット規模のAI演算能力を持つシステムを構築し、2026年後半から導入を開始、2029年末までに完了する予定です。

OpenAIはチップとシステムの設計を担い、Broadcomが開発と展開を担当します。

これにより、OpenAIはNVIDIAなど外部供給への依存を減らし、AI開発で得た知見をハードウェアにも直接反映できる体制を整えるとしています。

OpenAIが半導体大手Broadcomと提携、独自AIチップを開発へ
OpenAIは半導体メーカーのBroadcomと提携し、新たに設計したAIチップを開発、展開していく。両社が米国時間10月13日に発表した。

ChatGPTのような高度なAIを開発し、安定して提供し続けるためには、膨大な計算能力、つまりAIチップが大量に必要になります。今回の提携は、その計算能力を自社で安定的に確保するための、大規模なインフラ戦略の一環と見ることができます。

OpenAIはこれまでもNVIDIAやAMDといった企業と協力関係にありましたが、Broadcomとの提携によって、さらに巨大なAIインフラを確保する見通しです。

ちなみに、1ギガワットは原子力発電所およそ1基分に相当すると言われており、今回構築される10ギガワット規模の計算能力がいかに大きいかがわかります。

独自のチップ開発は、すでにGoogleやMeta、Microsoftといった巨大テック企業も進めており、OpenAIもその流れに続く形となります。

AI業界における「ハードウェアの自立化」の流れが、このニュースによってさらに加速していることを象徴していると言えるのではないでしょうか。

ChatGPT、成人向けコンテンツを12月に解禁へ

米OpenAIが提供するAIチャットボット「ChatGPT」が、2025年12月から成人向けコンテンツの生成を認証済みの成人ユーザーに限定して解禁すると発表しました。

具体的には、年齢確認システムを全面的に導入し、適切に本人確認された成人に対して、これまで制限されていた性的表現なども扱えるようになります。

長らく安全面とメンタルヘルスへの配慮から厳しい制約がかけられていましたが、これらへの対応が進み、今後はより自由度の高い利用が可能となります。

ChatGPT、成人向けコンテンツを12月に解禁へ
OpenAIのサム・アルトマンCEOがChatGPTの新方針を発表。年内にGPT-5改良版を公開し、利用制限を緩和。AIとメンタルヘルスの課題にも言及。

AIの活用範囲は、仕事のツールとしてだけでなく、日常の相談相手といったプライベートな領域にも広がっています。そうした中で、多様なニーズに応えるための一つの判断なのかもしれません。

これまでのインターネットの歴史を振り返っても、こうしたコンテンツが新しい技術の普及を後押ししてきた側面は否定できません。

しかし、もちろん懸念点も残ります。未成年者が年齢認証をすり抜けて不適切なコンテンツにアクセスしてしまうリスクや、AI技術を悪用したディープフェイク(偽の画像や動画)の増加は大きな問題です。

また、ユーザーが依存してしまったり、心理的な健康に影響が及んだりする可能性も考えられます。

OpenAIのサム・アルトマンCEOは「大人を大人として扱う」と述べていますが、その原則をどのように実現していくかが重要です。

システムとして本当に大人だけに利用を制限できるのか、そして、大人だからといって誰もが正しく利用できるとは限らないという現実とどう向き合っていくのか。これからさらに丁寧な議論が求められることになりそうです。

Voicy、再生速度「無料ユーザーは1.2倍まで」制限を撤回–批判相次ぎ

音声配信サービスのVoicyは、無料ユーザーの再生速度を「1.2倍」までに制限する仕様変更を一度発表しましたが、ユーザーやパーソナリティからの批判が相次いだため、これを撤回しました。

SNSでは「有料リスナーまで制限するのはおかしい」「ユーザー軽視だ」といった声が広がり、Voicyは14日、制限を取りやめて従来通り全ての速度変更(1倍、1.2倍、1.5倍、2倍)を無料で利用可能にすることを決定しました。

新規の有料登録者には全額返金も実施される予定です。

Voicy、再生速度「無料ユーザーは1.2倍まで」制限を撤回--批判相次ぎ
音声配信プラットフォーム「Voicy」は10月14日、無料ユーザーの再生速度を「1.2倍」までに制限する仕様変更を撤回した。ユーザーやパーソナリティから「改悪」との指摘が相次いだためで、同社は「多大なるご心配とご迷惑をおかけした」と謝罪して...

リスナーの皆さんは、今回の再生速度をめぐる一連の動きをどのように感じられたでしょうか。

実は私自身は、自分の話し方を確認するという目的もあって、普段から等倍で聴くようにしているため、直接的な影響はあまりありませんでした。以前、1.5倍速で自分の放送を聴いていた時期があったのですが、その頃の喋りは今振り返るとかなり早口になっていたように感じます。

しかし、リスナーの方の中には、1.5倍や2倍速で聴くことがすっかり習慣になっている方も多くいらっしゃったと思います。そのスタイルを強制的に変えられてしまうのは、大きなストレスだったことでしょう。

また、パーソナリティの視点から見ると、聴く速度が遅くなることで、結果的に聴いてもらえる放送の数が減ってしまう、つまり再生数が減少するという懸念もありました。

実際、私のチャンネルでもフォロワー数は変わらない一方で、この1、2週間の再生数は目に見えて減少していました。

一度離れてしまったリスナーさんが、また戻ってきてくれたら嬉しいなと思います。

僕たちパーソナリティは、日々良い放送を届けようと努めています。プラットフォーム側の都合で、こうした揺さぶりを受けてしまうのは、できる限り避けたいなと改めて感じた出来事でした。

超党派のAI勉強会が発足 国会のデジタル改革など議論

人工知能(AI)を活用した民主主義の在り方を検討する超党派の勉強会が、10月15日に国会内で発足しました。

この会は、国会のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進や偽情報対策を中心に議論する方針です。

代表にはチームみらいの安野貴博党首と、自民党の平将明デジタル担当相が就任しました。

発足会合では、台湾でデジタル担当閣僚を務めたオードリー・タン氏もオンラインで登壇し、AI時代における民主主義の課題と可能性について講演しました。

超党派のAI勉強会が発足 国会のデジタル改革など議論 | NEWSjp
人工知能(AI)を活用した民主主義の在り方を検討する超党派の勉強会が15日発足し、国会内で初会合を開...

政治の世界では様々な動きがありますが、そんな中で超党派によるAIの勉強会が発足したというのは、とても前向きなニュースだと感じます。

今回の勉強会は、AI技術の進化がもたらす社会の変化に、政治がどう対応していくかを考えるための重要な試みです。

AIは、政策立案や行政を効率化する大きな可能性を秘めている一方で、偽情報の拡散や、アルゴリズムによる世論操作といったリスクもはらんでいます。

だからこそ、国会議員の皆さんが党派の垣根を越えて、AI活用のルールや倫理について議論する意義は非常に大きいと言えるでしょう。

前回の選挙で、AIをはじめとするテクノロジーの活用を掲げたチームみらいの安野さんが議席を獲得し、こうした具体的な活動を力強く推進してくださっているのは、とても頼もしく感じます。今後の議論の進展に期待したいですね。

まとめ

以上、「週刊Work&Techニュース」 2025/10/17についてお伝えしました。

引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!

この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!

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糸島市100人カイギVol.12: 大地を耕し、未来につながる根を張ろう https://tonari-it.com/itoshima-meet-12/ Wed, 15 Oct 2025 21:45:00 +0000 https://tonari-it.com/?p=45246 糸島市100人カイギ #12 レポート:大地を耕し、未来につながる根を張ろう

みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。

先日開催された「糸島市100人カイギ」第12回の様子をお届けします。

1周年記念となった今回は国際芸術祭「糸島芸農」とのコラボ開催。

個性豊かな5名の登壇者が語る、それぞれの活動と想いをうかがいました。

ということで、今回は「糸島市100人カイギ #12 レポート:大地を耕し、未来につながる根を張ろう」です。

では、行ってみましょう!

糸島市100人カイギとは

去る10月14日、糸島市100人カイギの第12回目が開催されました。

糸島市100人カイギ Vol.12
糸島市100人カイギは、糸島の人と人が"想い"でつながるコミュニティです。「ゲストが100人集まったら会を解散!」のルールをもとに、糸島市の100人の想いとストーリーを起点にクロ... powered by Peatix : More th...

このイベントは、糸島で活躍する様々な分野の方々をゲストにお呼びし、ご自身の活動や想いを語っていただく場です。

登壇者、参加者、そして僕たち運営が交流することで、地域のジャンルを超えた緩やかなコミュニティ作りを目指しています。

毎回5人ずつ、20回開催して100人が登壇した暁には解散する、というユニークなルールで活動しています。

はじまりは、まさかのピアノ運びから

毎月1回の開催なので、今回でいよいよ1周年。そんな記念すべき回は、この10月に開催される国際芸術祭「糸島芸農」とのスペシャルコラボ企画となりました。

会場は、なんと二丈松末権九郎稲荷神社。以前、お寺で開催したことはありましたが、今回は神社ということで、そのバラエティの豊かさに驚かされます。

実はこの日、100人カイギが始まる前に、社殿に設置されていたアップライトピアノを運び出すというミッションがあったんです。

今回の登壇者でもある大澤さんや村上さんをはじめ、屈強な男性たちが6人がかりでピアノを外に運び出し、軽トラに乗せるというなかなかの重労働。僕もうっかり手伝ってしまい、イベント開始前から一汗かいてしまいました(笑)。

作業が終わって打ち合わせ、という段になっても、会場への道が少し分かりにくかったり、携帯の電波が通じなかったりと、小さなドラマが続出。

それでも無事に皆さん集合し、イベントは幕を開けました。いざ始まってみると、登壇者の皆さんのお話が本当に面白くて、今回もグイグイ引き込まれました。

それでは、お一人ずつご紹介していきたいと思います。

登壇者のみなさんの想い

村上研二さん(日々と花/野菊市主催者)

トップバッターは、「日々と花」そして「野菊市」の主催者でいらっしゃる村上研二さんです。普段はお花を育てて販売するお仕事をされています。

どんなお話をされるのかと思いきや、いきなり「相撲が好き」という話題からスタート。ご自身が若い頃から相撲をされており、そこから多くのことを学んだそうです。

スピーチはまるでアート作品のようでした。「ノースプラッシュ入浴」、つまり、しぶきを立てずにお風呂に入るという話では、「摩擦や衝突をできる限り避けたい」というご自身の哲学を語られました。

他にも、呼吸をゆっくりしながら運転する「ロングブレスドライビング」は代謝を下げてエコ、「ダイレクトイーティング」で地球の裏側とつながるなど、次々と繰り出されるインパクトのある言葉と軽快な語り口、そして物事の切り口が本当にユニークですっかり魅了されてしまいました。

そして最後のメッセージでは、僕たちが「万物界」の中の「生物界」、さらにその中の「人間界」に属する存在であるという構造に触れられました。

変化の速い人間界において、「嘘が少ないものは何だろう?」と問いかけ、その一つが「美しさや可愛さを感じる気持ち」ではないかと語ります。その想いが、今のお花の仕事に繋がっているのだと、深く納得しました。

そんな想いを誰かと分かち合いたいと始められたのが、筑前前原商店街を中心としたイベント「野菊市」です。今年で3回目となり、10月18日、25日、26日に開催されるとのこと。ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。

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吉川貴子さん(NPO法人いとしま児童クラブ「みんなの居場所」事務局長&スタッフ/糸島こどもの権利研究会世話人)

続いては、NPO法人いとしま児童クラブ「みんなの居場所」で事務局長を務める吉川貴子さんです。僕の息子も、「居場所」にはいつも大変お世話になっています。

吉川さんのキャリアは中学校の先生から始まりましたが、そこで感じた「もやもや」をきっかけに、海外の学校を見てみたいと、フリースクールを巡るバックパッカーの旅へ。

そこで見た子どもたち、そして大人たちの「目がキラキラしていた」光景が忘れられないと語られました。

その後も、ご自宅でのオープンハウス、教護院の保母、心の電話相談員、山暮らし、自宅出産、息子さんの不登校など、本当に様々な経験をされてきました。

その中で、さまざまなもやもやを感じられますが、それは「人も自然も、生きているそれぞれの命や権利が大切にされていないのではないか」という問いに集約されていきます。

あるとき出会ったのが、川崎市にある「夢パーク」という公設民営の施設の事例でした。「川崎市子どもの権利に関する条例」に基づいて作られた、子どもたちがありのままでいられる場所。

「これだ!」と感じた吉川さんは、糸島市でも「こどもの権利条例」の制定を請願します。そして、2024年9月に見事、制定されました。

実は僕、2023年9月のVoicyの放送で、この条例制定の動きについてお話ししたことがありました。

夢パークを立ち上げた西野さんが糸島で講演されたのを聴きに行ったレポートです。

まだ制定前だったあの動きが、吉川さんたちの力によって実現したのだと知り、個人的にものすごく胸が熱くなりました。吉川さんのような活動をされている方々の力に、僕も少しでもなれたらな、と心から思いました。

#479 なかなか動かない局面をどうやって動かすのか | タカハシノリアキ「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「タカハシノリアキ」の「#479 なかなか動かない局面をどうやって動かすのか(2023年9月29日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

小島海さん(九州大学教育学部2年)

3人目は、九州大学教育学部の2年生、小島海さんです。

前回の100人カイギにKBCの中間雄大さんが登壇されたのですが、そのときちょうど、KBCのインターン中で、その流れで会場にもお越しいただいてました。

その後の懇親会で「次は登壇してみる?」と聞いたら「はい、します!」と即決。決断力、素晴らしいですよね。

海さんが教育学部に入った理由は、ご自身の経験にありました。

中学受験を経て入学した中学校で、不登校になった時期があったそうです。その時に通っていたフリースクールでの学びは、海さんにとって非常に大切なものでした。

しかし、それは学校教育法で定められた「一条校」ではないため、「勉強」として認められていないように感じたと言います。「学校でなくても学びはできるのではないか」、そのことについて考えたいという想いが、教育学部へと繋がりました。

そんな海さんが今、大学で夢中になっているのが、アイドルコピーダンスサークル「湊坂46」の活動です。

もともとアイドル鑑賞が好きだったそうですが、見るだけでなく「好きなものを形に残すことができる」のが本当に楽しい、と語ってくださいました。

その活動は本格的で、ダンスを覚えてステージに立つだけでなく、衣装やグッズも自分たちで制作しているとのこと。

サークルの運営、広報、そして人間関係。

大学生なんだから「もっと勉強したら?」なんて言う大人がいるのかもしれませんが、いえいえ、これはものすごく良い社会勉強になっているなと感じました。

特に印象的だったのが、「自分を含めて、関わる人全員を笑顔にしたい」という言葉です。

その精神は、まさに「他者志向的ギバー」そのもの。すでにその姿勢で活動していることに、僕はとても感心しました。

大澤寅雄さん(合同会社文化コモンズ研究所 代表・主任研究員)

後半戦のトップバッターは、合同会社文化コモンズ研究所の代表、大澤寅雄さんです。

官公庁や文化政策に関する調査研究などを手掛けられており、今回のコラボ企画である「糸島芸農」の実行委員でもいらっしゃいます。

大澤さんのテーマは、「文化を生態系として捉える」こと。

無機物から有機物を作る「生産者」(植物)、それを取り入れる「消費者」(動物や人間)、そして消費者の中には死骸などを分解する「分解者」(微生物や菌類)がいて、それぞれが役割を果たすことで循環が生まれ、生態系が成り立っています。

この循環の考え方を、文化にも当てはめることができるのではないか、というお話でした。

文化において無機物と有機物を分けるのは「心」であり、「たべる」「ねる」「したがう」といった行為は無機的な生活、「つくる」「たのしむ」「かんがえる」といった行為は有機的な生活だと分類されていました。

ここで個人的にドキッとしたのは、「はたらく」という行為が無機的な生活のカテゴリーに入っていたことです。

僕が「働くの価値を上げる」と思ってやっている活動は、この「はたらく」を有機的なもの、つまり創造的で楽しいものに変えていくことなんじゃないか、などと気づかされました。

さらに大澤さんは、「生物の多様性」と「文化の多様性」は繋がっている、と続けます。

文化が多様であれば、その地域を大切に思う気持ちが生まれ、自然や生物の多様性も守ろうという意識に繋がる。

すると地域が魅力的になり、様々な人が集まることで、さらに文化が多様になる…。

そんな素晴らしい循環が生まれるというのです。「糸島芸農」がやろうとしていることは、まさにこれなのだと深く理解しました。

糸島芸農は二丈松末地区・二丈深江地区を中心に10月18日、19日、25日、26日に開催されます。ぜひ足を運んでみてください。

糸島芸農 – 糸島国際芸術祭2025「分解の祝祭」 – 今秋開催される糸島芸農 – 糸島国際芸術祭2025のテーマは「分解の祝祭」

コワルスキー貴幹さん(株式会社Uinta Partners代表取締役)

そして、最後の登壇者は株式会社Uinta Partners代表取締役のコワルスキー貴幹さんです。

お母様が日本人、お父様がポーランド系アメリカ人で、日本で生まれてアメリカで育ち、今は大好きな糸島に住んでいらっしゃいます。

コワルスキーさんのお話のテーマは「ライフデザイン」。2つのモデルを提示してくださいました。

一つは、多くの人がイメージする「資産最大化モデル」。年齢と共に年収は増えていくけれど、働く時間は週40〜50時間でずっと変わらない、というモデルです。

もう一つが、「自由最大化モデル」。ある程度稼げるようになった段階からは収入をそれ以上は増やさず、代わりに自由に使える時間を増やしていく、というモデルです。

コワルスキーさんは、まさにこの糸島で「自由最大化モデル」を実践されています。

では、増えた時間で何をするのか。一つは、糸島とご自身の出身地であるユタ州ソルトレイクシティとの二拠点生活。10ヶ月を糸島で、2ヶ月をアメリカで過ごす。そのために、10ヶ月で1年分の収入を得られるような働き方を目指しているそうです。

家族全員にとって、とても豊かな生き方ですよね。

そしてもう一つやりたいことが、「人生とキャリアの実験」。安全な実験を繰り返すことで、どんどん道を切り開いていきたい、と語ります。

例えば、ナレーターのようにお話が上手なご自身のスキルを活かして声の仕事をしてみたい、と周りに話していたら、本当にタレント事務所と繋がることができた、というワクワクするエピソードも披露してくださいました。

その他、糸島Appleミュージアムの設立、恋愛・結婚事業など、やりたいことがたくさんあるそうです。

何のために働くのか。何も考えずにいると、つい「資産最大化モデル」のレールに乗ってしまいがちです。でも、経済が成長し続けるとは限らない今の時代、年収が上がることが必ずしも豊かさや幸せに直結するわけではありません。

コワルスキーさんがおっしゃるように、ここ糸島には「自由最大化モデル」のような人生を送っている方が本当に多く、それがこの街の魅力なのだと僕も改めて感じます。

良い土壌を、共に耕して、根を貼っていく

5人のお話はどれも深く、レポートも長くなってしまいましたが、少しでもその熱量がお裾分けできていれば嬉しいです。

最後に、大澤さんがコメントされていた言葉を紹介します。

コミュニティやネットワークは、植物でいうところの『根っこ』なんだ。それがきちんと育つような土壌が必要で、100人カイギのような活動がその土壌を耕してくれている

「カルチャー(文化)」という言葉の語源は、ラテン語の「耕す」だそうです。そして「アグリカルチャー(農業)」は大地を耕すこと。「糸島芸農」の「農」は農業の農です。

僕たちのこの100人カイギという活動も、糸島という大地を耕し、そこに良い根っこ、つまり良いネットワークが育っていくことに貢献できているのかもしれない。そう思うと、少しだけ嬉しい気持ちになりました。

まとめ

以上、「糸島市100人カイギ #12 レポート:大地を耕し、未来につながる根を張ろう」についてお伝えしました。

次回、糸島市100人カイギは11/20(木)にコミュニティスペースみんなので開催です。ぜひお越しください!

糸島市100人カイギ Vol.13
糸島市100人カイギは、糸島の人と人が"想い"でつながるコミュニティです。「ゲストが100人集まったら会を解散!」のルールをもとに、糸島市の100人の想いとストーリーを起点にクロ... powered by Peatix : More th...

引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!

この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!

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